2018年5月8日火曜日

真後ろにひくのは何の意味?


Question

バックスイングのとき、最初はボールから
真後ろにひく感じであげると聞くのですが、
最終的にはインサイドにテイクバックするのに
真後ろにひくのは何の意味があるのでしょう?


Answer

テイクバックの軌道は各番手によって違います。
また、手の軌道とヘッドの軌道も違うのです。
ただ、これはあくまでも地面に対してです。

ところが、自分の体に対しては全く同じです。
これによってワンスイングができるのですが、地面を
見ながらどの角度で上げるかと目で計りながら上げる人は
13種類の角度を覚えなければなりません。

スイングは各番手ごとに前傾角度が違います。
自分の体に対して全く同じ角度で上げても、地面に対しては
各番手ごとに違うと言う事です。

これを理解していないといつまで経っても違う場所に
上げてしまいます。

では、どうすれば良いかと言う事です。
それは前傾角や球との距離をその番手用にする事が条件で
両脇の閉め具合を同じにして、全く同じ形で上げれば
自然に前傾角の違いによってその番手の正しい角度で
上がるのです。

1のポジション、すなわち左腕が7時半、シャフトが水平まで
上がった位置で、飛球線上後方から見た場合、手とヘッドが重なる
軌道で上げると言う基準を作っておくことです。

そして、毎回その位置をヘッドが通るように上げる訓練をし、
再現性を高める必要があります。

そして、ポジション2は左腕が水平でシャフトが前の打席から
見た場合に垂直になる位置です。
そこでも同じ形になっているかを確認し、ズレたらそこに戻す
という調整練習が必要です。

真後ろに引く・・とは飛球線上を真っ直ぐに引くと言う事で
当然最初の20~30cmくらいの話です。

この場合、どこかを基準にしておきます。
グリップエンドが真っ直ぐ後ろなのか、左手の中指なのか
あるいは両手の間が真っ直ぐ後ろに移動してくるのか
と言う、基準となる場所を決めておくとズレが良く分かります。

この手の軌道をまず一定にする事で再現性が高まり、それに
コックの速度や左肩の動きなどでヘッドの軌道が一定になります。

軌道を定着させるには、ズレやブレを必ず定期的に修正し
正しい軌道をヘッドが走っているかを確認しなければならず
その軌道がどこなのかを頭で理解していなければなりません。

その軌道を維持するには正しい動作が必要ですので
フォームチャックなども行いながら再現性を高めます。

これが安定するとミート率も上がり、タイミング調整がし易くなり
方向や飛距離も安定する事につながります。

また、インサイドに引くのになぜ真っ直ぐかと言うご質問は
手は真っ直ぐでも、左肩の回転によって左肩は前打席方向に出ます。
これを飛球線上後方から見ると1のポジションでは左肩の内側に
手が位置する事になり、それがインサイドと言われる由縁なのです。

わざわざインサイドに引くと引き過ぎになってしまい
余計なフックやドローの原因にもなりますので要注意です。




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