2018年5月3日木曜日

正しくない練習は逆効果ですか?


Question

ゴルフの練習 正しくないフォームで打ちっぱなしで
練習しても逆効果ですか?


Answer

まず、正しいかどうかは何で判断するかです。
自分がやろうとしている打法に対してですか?
それとも雑誌などに書いてあるスイング理論と違う事ですか?

厳密に言えば打法はいくらでもあります。
その全てが正しいかどうかは判断ができないでしょう。
飛距離を優先にすればその動きは正しくても、方向を優先すれば
それは間違っている事になるのでしょう。

適当に振ってそれが打法だと言うのでしたら、それは無限大にあります。
その中からまあまあ飛距離も方向も悪くない、という打法は
恐らく数百あるでしょう。

そしてプロが行っているような打法は数十種類に絞られ
欧米のトッププロ達が現在取り組んでいる打法は
大きく分けても3~4種類あります。

時代や流行によっても形や動きが違い、どれが正しいというのでしょうか?
お遊びゴルフと競技ゴルフでは飛距離が違います。
飛距離を出せば出すほど方向性は悪くなり、定着に時間が掛かり
ミスが増えて修正が困難になります。

したがって、飛距離も方向も、そして誰にでも良いという打法はありません。
理想は目標や目的、体の丈夫さや価値観によって違ってきますので
そういう意味では正しいフォームはいくつもあるのです。

質問者さんの仰る正しくないフォームとは何なのか分かりませんが
ひとつ言えることは、スイングは再現性で定着度が重要です。

ということは、どんなスイングでも定着さえしてしまえばスコアは
ある程度は良くなるのです。
しかし、あまりにも酷いスイングで飛距離がなければ、長いコースでは
スコアメイクが困難になります。

どんな打法も効率が良いとは限りません。
また、どんな打法も怪我をしないとも限りません。
あるいは、どんな打法もスコアが良くなる分けでもないのです。

それはその打法によって、どこまで行けるかで分けることができます。
100を切るだけの打法、90を切る打法、80を切る打法、そして
70を切る打法など、それぞれに限界があるのです。

180Yしか飛ばないのに7200Yのコースでアンダーで回るのは
至難の業です。
いくらFWをキープしても、490Yパー4ではパーはほとんど
取れないでしょう。

したがって、タイガー打法として正しくない動きとか、効率が悪い打法だとか
ミスの多発する振り方だとか、シャンクしやすいセットアップなど
細かく分類して行かないと、良い動きまで否定し、効率の悪い動きを
容認するような結果となってしまいます。

ザックリと大雑把に良いスイングだとか、間違ったスイングなどと
決めて掛かるのは大変危険なことがこれでお分かりだと思います。

しっかりと診断をして、分析し、効率を上げて納得のいく動きを
とにかく定着させることです。
また、ズレたりブレたりしますので、修正のし易い形に決めて
そこに何時でも戻せるように頭で理解しておく必要があります。

ただ、本当に定着するのは3年ほど掛かります。
取り合えずは毎日60回21日です。
同じ動きを1万回すれば、ほぼ定着します。

まずは、ご自身の目指す打法のメカニズムを知り
それを定着させるために、その動き以外はしないことです。

結論としては目指す打法と違う動きをいくら練習しても
下手を固めるだけと言う事です。



0 件のコメント :

コメントを投稿