2018年5月24日木曜日

バックスイングについて迷ってます


Question

①飛行方向の後方に真っ直ぐ引いていく感覚(もち、
厳密には真っ直ぐにはならないのですが)

②体の捻りに合わせて、体のバックにコンパクト
にすぐ上げていく感覚

①でうまく打てていたのですが、いまいちになり、
動画で昔のタイガー見たら②で、試したらうまく打てました。
でも、日によって変わったりすることもあるので
その日のそういう調子は別にして。

どっちの方向で習得すべきなんだろうと迷っています。


Answer

プロのスイングを真似するには注意が必要です。
テイクバックの手の軌道の事を仰っておられると思うのですが
まず、その手の軌道の場合、どこを見るかです。

また、真っ直ぐにと言ってもいつまでも真っ直ぐではなく
どこかで内側に入るのです。

そして、左の手首の角度や左肩の動きによって
ヘッドの軌道が変わります。

これら全てをタイガーにしなければタイガー打法にはなりません。
しかし、再現性を高めるためには型を作ることです。
そこで大切なのはチェックポイントです。

まず第一のポイントはシャフトが水平になる位置(P1)、そして
第二は左腕が水平になる位置(P2)です。

P1は左腕が何時なのかによって軌道が変わります。
前打席から見た場合、左腕が7~8時の角度になった時に
シャフトが水平になります。

これをどこを基準にして、常にそこに戻す作業が必要です。
7時で上げたり8時で上げると軌道が変わってトップの位置が変わり
芯を外す事になりますので、どこかに決める必要があります。

ここで一番見て分かりやすいのが7時半です。
見て分かり易いのは直線、90度、そして45度の順です。

したがって、ズレた場合にすぐに分かり、すぐにどこに戻すかが
瞬時に分かる形にする事で再現性を高める事が可能です。

テイクバックで左手の中指、小指、グリップエンド、両手の間
とどの位置が飛球線上後方に真っ直ぐに移動しってテイクバック
するかも決める必要があります。

これによって軌道が変わり、フラット軌道になったりアップライト
になったりして、トップの位置が変わります。
アドレスからP1までの約30cmほどを飛球線上後方に真っ直ぐ
シャットで移動させるというのが現在の主流です。

グリップエンドの動きに合わせるのがインサイドに引く限界で
両手の間が真っ直ぐ移動するのがスクエア軌道です。
この両者の間が現在の打法のほぼ主流で、この範囲を超えると
ブレが大きくなったり、今風の打法にはなりません。

また、左の肩を下げながら第一のポジションに移動させた場合と
ただ肩を回転させた場合ではヘッドの軌道が変わります。

これも左肩を落としながらテイクバックするのがタイガー打法です。
また、コンパクトに見えた時には右肘をどこで曲げだすかによって
変わる事があります。

映像の角度によって見え方も違いますし、時代によって打法を
変えているので一概には言えませんが、右腕を突っ張って上げると
途中で曲げにくくなりますので、最初のアドレス時から右肘の裏側を
できるだけ前打席方向からむしろ外に向けるくらい右脇を締めて
そのまま体から離れない動きに決めておくと再現性が高まります。

このように、この辺の動きはある程度許容範囲ですが、
どれかに決める必要があります。
このチェックポイントがないとズレた時に
もとに戻せなくなってしまいます。

そのメカニズムをしっかりと頭で覚え、修正力、調整力を
身に付けて再現性を高めてください。




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