2018年5月21日月曜日

手打ちの立ち上がり


Question

手打ちゴルフで、さらに立ち上がりが早いスイングです。
午前は我慢できても午後になるとアイアンは
頭を叩いてばかりのゴロフです。

自分では前傾姿勢が取れないのでトップになると思ってます。
かなり意識的に前傾姿勢を維持しようとすると、
アドレスの両足の幅を広くしていては
腰が回らず手打ちになってしまい、距離が出ません。

このような場合、あまり両足のアドレスは狭くして
腰を回りやすくしても良いのでしょうか


Answer

手打ちで打ったあとの起き上がりが早いという意味ですね。
手打ち自体がそもそも力をいれるとトップし易く
起き上がるのではなおさらです。

スタンス幅を広くすると腰が回らずに手打ちですか?
それは腰を回していないだけだと思います。
手打ちのスイングは上半身の動きに対応して下半身が動き
下半身を使おうとしていません。

さて、改善の方法はいくらでもあります。
しかし、ご本人が何を求めているのかによって治し方が違います。

ご質問の内容から判断すると、恐らく初心者か90程度で回る
お遊びゴルファーだと想像ができます。

このどちらも、基礎練習などの徹底した訓練は嫌いな方が多く
基礎練習などは恐らくできないかも知れません。
したがって応急処置や対処療法で一時的に治すという方法があります。

しかも、スコアを落とさずに遊びながらベスト更新をしたいと仰る方
も沢山おられますが、その場合は小さくまとまる事になります。

恐らくゆっくりと振れと言っても、マンぶりするでしょうし
その応急処置や対処療法も効果がない場合には、プロシーボ効果の
メンタル的な療法が一番有効的かも知れません。

これは因果関係が全くないのに、それをやると癖が治ると言う
おまじない的な療法です。

例えばお尻を意識すると頭が動かないなど、その人にしか有効ではない
方法も結果が出るのだったら、それを使うと言う療法です。
このプロシーボ療法でたまたま治った人が、それが教科書だとして
指導したり出版したりしていますので要注意です。

恐らくスタンスを狭くすると腰が回り易いと思い込んでいる方なので
それを利用して腰が少しでも回れば多少の効果はあるかも知れません。

ただ、それには限界があり、悪い癖が付くと言う場合もありますので
一概に何でもOKではありません。

このプロシーボ療法は思い込みや癖の強い人には開眼だとか
天から舞い降りて来た的なマジック効果がある事があり、その方法で
良くなるのであれば、目標に応じてはそれもありだと言う事です。

上級者のように動きが定着している方でしたら、速度や重心などを
ちょっと変えただけで一発目からナイスショットするのですが、
中級ゴルファーは下手が固まっていて、それを治すか、打法を入れ替える
しかない事があり、お遊びでワイワイ言いながら楽しんでいるだけの
ゴルファーは基礎からやり直すのはメンタル的に大変です。

また、初心者も何一つ定着していませんので、フォーム作りから始め
3年掛けてそれを定着させるという、教科書通りの基本動作を教科書
通りに習得するのが理想ですが、なかなかそれが出来ない人がいます。

ご本人がどこまで追求したいのか、もしトップを目指すのであれば
そのまま完成度を上げるよりも一度降り出しに戻して、一からやり直し
した方が結果的には早い事もあります。

目標や目的に応じて方針を決める必要があるかと思います。




0 件のコメント :

コメントを投稿