2018年5月20日日曜日

とにかくランが多いです


Question

とにかくランが多いです。女性です。

球筋は良ければドロー、いわゆるフックです。
アベレージ90で周ります。
とにかくランがでます。

ランが多くてグリーン奥へこぼれたり、ドライバーは
フェアウェイにおちても左ラフから左の谷へみたいなことがよくあります。

飛距離が計算できなくて困ります。
アイアンも高さはでてますが、落ちてから転がります。
一緒にラウンドしている女性陣よりも転がる印象です。

もちろんオーバーするのでグリーン手前に落とそうとか計算はしますが
なかなか計算通りにはいきません。
飛距離は落とさず、ランをもう少し抑えるにはどうしたら良いですか?


Answer

女性には限らず、男性でもランが多く止まらない人が大勢います。
この原因は大きく分けて3つあります。

まず、道具です。
アイアンはキャビティーという、初心者用と言われている形があります。

アイアンにはMB(マッスルバック)ハーフキャビティー、キャビティー、
ポケットキャビティーと4種類あって、この順序で止まります。

女子のプロ選手でもMBを使っている人がいますが、やはり
止まり方が男子のような人もいます。

最近はロフトを立てて番手ずらしをしていますので、ますます
球が高く上がらなくなっています。
どうしても上がらない人はシャフトを短くして球を近づけ、
できるだけロフトの寝たクラブを使うと良いでしょう。
DRは女性用は 13.5 度までですが、ジュニア用だと 18 度まであります。

ポケットキャビティーが一番スイートスポットが広いので易しいと
されているのですが、実は一番止まり難いのです。

また、ボールはできるだけスピン系の表面が柔らかい物が
バックスピンが掛かり易くできています。


次に、打ち方です。
ダウンブローに打っているかどうかです。
しっかりと最下点の前に打っているとバックスピン量が増え
止まり易くなります。

しかし、ほとんどの人が祓い打ちやレベル打ちというヘッドが
最下点に来た時に打っています。

これを球の左側数cm(目標方向)先が最下点となるような
打ち方をすると、よりバックスピンが掛かります。


そして、3つ目はパワーです。
女性は力が少ないのでヘッドの速度が遅いため、しっかりと球が
つぶれずに、インパクト時の接触面が小さく、ヘッドにある溝で
スピンがなかなか掛かりません。

やはりヘッドスピードを上げる技を習得し、しっかりと真芯で
球を捉えながら打つ事が大切なのですが、最近の易しいクラブは
芯に当たったのかどうかすら分かりません。

シャフトが柔らかすぎると衝撃が伝わらず、芯なのか、外している
のかすら分からず、ヘッドの重量が球に伝わっているかどうかが
分かりません。

女子プロは男子と同じクラブを使うのはそのためです。
重さもある程度必要で、シャフトもある程度硬くないと、芯を
外したまま気が付かないのです。

質問者さんは90平均で回る方なので、さほど大きく芯を外して
いるとは思いませんが、真芯で打っているかどうかも分かりません。

女性とはいえ、男性と同じ打法で打つ事もできますし、力がある
人であれば男性用のクラブを使っても良いので、筋トレや
打法改善に取り組むと言う選択肢もあります。

球が止まらないとなかなかパーやバーディーが取れません。
まずはスイング速度ではなく、ヘッドの速度を上げる打ち方にして
ダウンブローに打つ練習をすると良いと思います。





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