2018年4月29日日曜日

ハンドファーストのメカニズム


Question

ハンドファーストのインパクト作りを行っているのですが、
正面からのスロー再生を見てみると、どのような打ち方を試みても
左手が左足前に来る前にインパクトに至ってしまいます。
いくつも原因はあるかと思いますが、御教授下さい。


Answer

それは基本動作ができていないからです。
フォーム作りをする前にただ球に当てるだけの練習をしたり
勝手な想像で体を動かしているとこのような壁にぶつかります。

基礎や基本動作はそのような壁に当たらないように、そして
少しでも遠回りせずに済む方法なのですが、それを面倒がって
基礎練習をせずに球を打つだけの人が非常に多いのが現状です。

ゴルフはメカニズムで習得してフィーリングで振ります。
フィーリングやイメージで動きを習得すると出来ないだけではなく
ズレたりブレたりした時にどこに戻すのかが分かりません。

全て動きは物理ですので、体の使い方や軌道はメカニズムとして
体だけではなく頭で覚える事ができます。
無闇やたらと動かしても偶然に当たっているだけで、すぐに
当たらなくなり元に戻せなくなるのです。

ハンドファーストにならないのはその基本となる動きがデタラメで
好き勝手な動きをしているからです。
これはほとんどの人が最初はそうなのですが、何度も失敗して
いるうちに何とか当たる確率が増えて来るだけで、実際には
本来のスイングをしてないのです。

一番多いのは質問者さんのように最下点で打っている人です。
これはアイアンで球が真ん中にあれば当たりますが、ウッドでは
球を左に置いた分だけダフり、浅く当てようとするとトップします。

ウッドの当たる確率が少ないと言う人はこれで、根本が間違って
いるために、10年同じ事をしてもミスがなくなりません。

スイングの軌道円弧は球の位置が最下点になるのではなく
基本動作通りに動けば自然に最下点は目標方向になって
ダウンブローと言う打ち方になるのです。

アイアンでハンドファーストに構えているのがそのためです。
そのまま地面を掘る軌道で打つために、最初からハンドファースト
に構えています。

したがってそこに戻すだけで打てるのですが、実際には
ヘッドは先に降りてしまいます。

これはなぜかと言うとヘッドの重みで早くコックがリリースされる
と言う事で、それを力づくで維持するのではなく、ヘッドの軌道
を変えるのです。

ヘッドはテイクバックの時には大きな円で上げます。
しかし、降ろす時にはその円が小さいのです。
これが引き寄せという基本動作です。

ヘッドは普通に振ると遠回りするのですが、この引き寄せによって
体の近くを通りますので、慣性モーメントの原理によってヘッドは
速く回り、手に追いつくために振り遅れもなくなるのです。

この基本動作一つでスライスもダフりもなくなるという大切な動きで
これを最初から習った人はこのような壁には当たらないのです。

このように大切な動きやフォームは型として武道のように動きが
決まっています。
このヘッドの円軌道だけではなく、ぞれぞれの部位が型通りに
動いていれば一切の壁はなく、最短で上達する事ができるのです。

ゴルフはいくらでも遠回りします。
いくら練習しても一生300Y出ない人がほとんどです。
それはその動き方を知らないだけなのです。

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