2018年3月9日金曜日

ゴルフのスイングに独創性は必要ですか?


Question

ゴルフのスイングに独創性は必要ですか?


Answer

スノーボードやボルダリングのような新しい競技は、
まだまだいろいろな技術や戦法があり、それを探してレベルを高める時期
にあるとは思いますが、ことゴルフは歴史ある数百年来のスポーツです。

たとえば空手や柔道に独創性が必要かどうか、と聞かれているのと
同じではないでしょうか?
ほとんど出尽くされた技を習得するだけで大変なのに、新しい流派を
これから立ち上げるなどはあまり考えられない事です。

ゴルフは確かに難しい競技なので、いろいろな技術はまだ出し尽くされて
いない可能性はあるかも知れません。
しかし、生涯掛けてもマスターできないほうどの技術やノウハウがあり
まずはそれをマスターしてから新たな打法や戦法を考えるべき
ではないかと思います。

ただ、ゴルフにおける完全とはなにか、あるいは理想とは何か、と
追求していった場合、パープレーが完全なる内容なのか、全ホール
バーディーが完全なのか、あるいは全てがホールインワンまでもっていける
ゴルフが完全なのかすら定義がありません。

また、理想のゴルフはと聞く人がいますが、それは目的によって違います。
健康のために歩く事を目的としている人もいますし、ゲーム感覚の人、
友好や接待を目的としている人、また、ハイキングやプチ旅行気分を
味わいたい人など、競技だけではない目的の人が大勢います。

楽しめばよいのがゴルフなのですが、競技目的ならばスコアや内容が
良くなければ楽しめません。
中にはお酒を飲んでワイワイやらないと楽しくないと言う人もいますので、
なにが理想なのかすら決まっていません。

したがって、競技ゴルフに関してのスイング打法など、技術的な面での
独創性はと限定すると、必要性はほとんどありません。
今現在トップ選手達がつかっている技術を越えるだけの内容がある
独創性であれば、それはそれで必要になる時代が来るかと思いますが
今現在、400Y先の5Yの円の中に100球中100球止める事ができる
技術などが出てこない限りは必要性は感じられません。

一般的に言う独創性とは我流のオヤジスイングなのかも知れません。
確かに独特なスイングをしていますので、それを独創性と言うのでしたら
これは一切必要ない事です。

今現在、存在する技術をまずは習得し、それでも足りないと感じたら
それから独自の技術を開発する事は良いでしょう。
芸術や音楽などのように、その時代や流行など、個人の好みで良さが
変わってしまう物とは違いますので、まずはスコアが伴わないと
あまり意味のない開発となってしまいます。

ご質問の意図が良く分かりませんが、このように一言では言い尽くせない
というのが私の意見です。




0 件のコメント :

コメントを投稿