2018年3月23日金曜日

ベストとワーストの差が大きい


Question

私はベストとワーストの差が大きいような気がします。
昨年はベスト81、ワースト111でした。
ラウンドの条件は様々ですが、90台前半ならまぁ納得という感じです。
普通はどんなもんでしょうか?


Answer

ちょっと幅が広い感じもしますが、普通はそんなものではないでしょうか?
ただ、良い時と悪い時に何が違うかを把握しておく必要があります。

では、なぜスコアが良くなり、なぜ悪くなるかです。
それには色々な原因があります。

他力要素としてはコースの難易度があります。
これはコースレイティングである程度分かります。

また、初めてのコースだと見えない所に打ってロストになったり
コース慣れしていない場合も余計に叩く原因になります。

そして、コントロールできないのが天候や運です。
風が強い日はとくにショットが乱れます。
また、雨でも慣れないと酷い目に合うかも知れません。
林に打ってもFWに戻ってきたり、見えないカート道にあたってOBなど
運の良い日と悪い日があります。

これらは自力ではどうする事もできませんので、いかに我慢して耐えしのぐか
などが求められる事例です。

そして、一番大きな違いを生み出すのが再現性、すなわち定着度です。
初心者、中級者、上級者の違いはほとんどがショットや寄せの定着度です。

ゴルフは再現性ですので、何度やっても同じ事ができないとスコアになりません。
上級にむかって定着度が増すためにはかなりの時間が掛かるのです。

定着にはそのレベルがあります。
慣れの状態から条件反射まで、雲泥の差が実はあるのです。
動きに慣れるのは1週間も毎日同じ事をすれば良いのですが、
コースで無意識にナイスショットがでるようになるには何年も掛かります。

タイガーウッズですら打法改造して年間5勝とかのレベルに
戻すのには3年掛かりました。

初心者でもナイスショットが出ると、FWど真ん中の300Y先に行く事があり
それでスコアが良くなるかというと、逆にそれを狙ってOBの連発で
かえってスコアが悪くなる事もあるのです。

ナイスショットが7割出て、3割はラフ程度になると上級クラスの仲間入りが
できるのですが、そこに到達するには相当な定着度が必要です。

そして、次に大切なのはメンタルです。
ゴルフは色々な事があって30cmのパターが入らなくなる事があります。
プロでも優勝パットを外す事があり、緊張によって筋肉が正常に動かない
という事態が発生するのです。

これは経験で、何度もそのような緊張する場面を経験する事です。
これで度胸が付いて克服できるのです。

このように、スーパースターでも体調が悪い時、ゴルフの調子が悪い時など
自分が原因でスコアに差が出るほか天候や運があります。

トーナメントでのスコアを見るとほとんどの人が4日中1日はとても良いスコア、
そして1日は悪いスコア残りの2日はその中間という4日間になっています。

トッププロの場合には天候や運がほとんどですので、この4日間に関しては
少ない人で1~2打差、多くても10打程度ですが、生涯のスコアを
比較してみると20打差くらいはあります。

100前後のスコアは70前後のスコアと重みが違いますので、プロの
20打はアマチュアの30打くらいに匹敵するかと思います。

ゴルフ歴がどのくらいなのか分かりませんが、30年もやっていて
一週間のうちに30打の差があるのでしたらそれは問題かも知れません。
しかし、初心者で120打で回って翌日は170打だったとかいうのは
まだ何も定着していない段階ですので何の不思議もない事です。

まず、ショットが安定して当たっているかどうかです。
練習場では100%芯に当たり、100%真っ直ぐに打てるように
練習場でショットの練習が必要です。

最終的にはそれプラス何度打ってもその番手の距離が出せるようにします。
それでもスコアの差はなくなりませんので、心配するのではなく
実力を付ける事に専念しましょう。




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