2018年3月18日日曜日

レッスンを受けないと上級者になれませんか?


Question

レッスンを受けないと上級者になれませんか?
素人考えでは通信教育や独学で空手を習うより
道場いった方が上手くなると思うのですが?

本当に誰にも教わらないでプロレベルになった人っているんですか?


Answer

その昔はまず教える人が少なかったので習う事ができずに
独学でプロになった選手は日本にはかなりいました。
現在のシニア選手の中にはそのような選手がまだいます。

ところが、時代が過ぎて行くと共に教える人が増え、今度は
いい加減な事を教えたり、我流で基礎を習っていない人が教えるようになり
この業界はかなり混乱をしています。

また、古い体質の縦割り社会で、上が古い打法をしていると
下はそれに従わざるを得ないのが現状です。

これが世界から30年も取り残された諸悪の根源です。
打法は進化しています。
世界は30年も先に進んでいるのに、日本はいまだに年配者の主流の
古い打法やガラ系、我流の打法などがほとんどで、欧米の最新の打法で
打っているプロ選手はほとんど皆無です。

なぜ、欧米の打法を取り入れないかです。
それは昔の打法で固まったレッスンプロは、それを教える事で生活しています。
最新の打法が何か違うと分かっていない人がほとんどですが、分かったとしても
改造して取り入れるとまた最初からやり直しになり
また、5~6年は同じスコアに戻らないからです。

したがって、タイガー打法を習いたいとお願いしても教える人がいません。
また、勝手に打ったり上に楯突いたりしたら追い出されたりするだけです。

そこで少年期からアメリカに渡米して、アメリカで修行というのが
流行ったのですが、アメリカでもまだ30年前の理論で教えている人が多く、
ほんの一握りのコーチしか最新の打法を教える事ができないのです。

この進化した打法はとても難易度が高く、見ただけでは理解できません。
仰る通りに通販や独学ではなく、道場で習っても習得が困難なのですが
最新の打法は教える人がいないことで、通えない人は言語化した物や
動画で習得するしかありません。

人間はどんな天才でも動きに関してはズレが生じます。
定着するまではいくらでもズレ、定着しても自分がどう動いているかは
ほとんど分からずにズレたりズレたりするのは日常茶飯事です。

これを修正するのがスイングコーチです。
本人が気がつかない軌道のずれ、動作のズレ、タイミングのズレなどを修正し
そして、突然出てくる癖などをドリルによって矯正しなければなりません。

ズレはほおっておくと全く違う打法にまで崩れます。
一度崩れたら、二度と戻せないトッププロが大勢います。
それでゴルフ自体を辞めた人は少なくありません。

ゴルフは一生掛かっても辿り着けないような世界です。
遠回りをすると上に行くまでに寿命が先に来てしまいます。

短期間に全てを習得し、遠回りや空回りせずにレベルをアップさせる事は、
最新の打法に限ってはとても我流では困難です。

誰に何をどう教えてもらうか・・
いくらやる気があっても、いくら才能があっても、
最新の打法をマスターするには全ての条件が揃わなければなりません。

遊び程度でしたらどんな方法でも楽しむ事はできます。
また、本格的に上達しようと思ったら、60台で回った事がある人に習う事で
さほど大きな遠回りは避けられるかと思います。また、
最近の欧米のプロ達で我流で上り詰めた人はまずいないでしょう。

30年前ほどでしたが、私の先生はツアープロになるまでに250時間の
レッスンを取ったと言っていました。
アメリカではその当時から我流でプロにはなれないほどのレベルでしたので
真剣に取り組んでいる人は皆レッスンを取っていました。

日本もそろそろそのようなレベルまでならなくてはと思います。
ただ、教える人達の内容が違うのでいくら習っても
上手くならない人はいるでしょう。
やはり、誰に何をどう習うかだと思います。




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