2018年2月8日木曜日

フォローのイメージとは


Question

ゴルフを習って1年の女性です。
アイアンの打ち方についての質問です。

今まで、スイングの途中に球がある、というイメージで、
何も力を入れずに打っていました。
最近、インパクトの瞬間には力を入れて球を打つものなんだ、
ということを知りましたので、ハンドファーストで
ダウンブローに打ち込むということを意識してみようと思いました。

今までより力強い球で飛距離も伸びるし
球も上がる、ということをやっと実感出来ました。

そこで、インパクトからフォロースルーについてなんですが、
迷ってしまいました。

①インパクトゾーンはストレートで、インパクトは真下に
ストレートを打ち込むような感じで、リリースで力を出し切って、
飛行線方向に低くフォローを出して、
後は惰性で回ってフィニッシュするように。

②インサイドインに、腰の回転で球を上から切るようにインパクトし、
左下方に振り抜いて大きなフォロースルーでフィニッシュするように。

これって、イメージの違いなだけで、結局同じことを言ってるのでしょうか?


Answer

スイングの途中に球がある、というイメージはチップショットや
ピッチショットなど、あるいはパターなどの
小さなスイングに関しては正解です。

インパクトで力を入れると距離がばらばらになり易いので、
よほど練習をしないと距離が安定しません。

フルショットはこれでは飛距離が出ませんので、インパクトは
パワーが一気に放出されるように色々な動作が入ります。

まず、グリップです。
インパクトの瞬間は両手ともマックスに握力を入れて重量を増やします。
当たり負けしないように、しっかりと握って球をつぶす事で
球の反発力を引き出す必要があります。

また、体はそれまでに弓にして、その弓のしなりによって
エネルギーがタメられ、そのパワーを一気に放出するのです。
インパクトは矢を放つパワーが出ます。

そして、左側の吊り上げがあります。
左膝を伸ばし、左肩を上げ、左サイドをインパクト直前に
引きあげる事でブランコ漕ぎ効果を出します。

ダウンスイングは切り返しですでにタメが行われています。
これは手を下ろさず、肩を動かさずに腹筋に力を入れて
そのタメたエネルギーで引き落としをします。

また、右脚を使って突っ張りや蹴りなどで腰の回転を速くして
横回転を上げてHSを上げます。

そこで、ご質問はこの後です。
インパクトで球がつぶれた後は押し込みをします。
フォローは基本的にはフィニッシュまで力は抜きません。
惰性だけではこの押し込みに力が入りません。

フォローでは両腕を伸ばした状態でしっかりと右脚を伸ばし、
上半身の捻転戻し(インパクト前に始まっていますが)
によって回転がさらにあがります。

ヘッドが走っていますので、振り回されるほどスピードが上がりますが
本来は3時までは力を抜きません。

年齢によりますが、中高年の方はこのフォローでは力を抜いて
4時半以降は捨てないと、腰やわき腹などに負担があり
傷める事がありますので要注意です。

ヘッドをすぐに下ろさずに十分にタメてから引き落としをし、
右脚と右腕をしっかりと伸ばしながら胴回りの筋肉で捻転戻しをしながら
左サイドの吊り上げとブランコ漕ぎの動きで押し込むと
左サイドで音がするようなクラブの動きになります。

イメージや感覚は人によって違い、その時によって変わりますので
具体的な動作で覚える事が大切です。
その動きが完全にできるようになったら、ご自身が感じるイメージで
振ることが大切です。

スイングは型で覚え、感覚で振るというのが基本です。




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