2017年12月4日月曜日

バンカーショットのメカニズム


Question

バンカーショットのメカニズムがわかりません。
どういった法則で球を出すのでしょうか?


Answer

バンカーはフェイスと球の間に砂が入ります。
したがって、球はヘッドには直接接触はしないのが基本です。

ただ、フェアウェーバンカー(FW)はクリーンに当てて
距離を出さなければなりません。

また、ガードバンカーでもハーフクリーンに当てて
スピンを掛ける打ち方もあります。

通常、砂を挟む打ち方では、クリーンに打った距離の
3分の1の距離とされており、ハーフクリーンの場合には
大体3分の2の距離というのが目安です。

FWバンカーからは非常にダフり易いので、
安全なのはコントロールショットです。
9時3時のハーフショットですが、球を右に置いて打ちます。

ハーフショットでは届かない距離はフルショットをするのですが
その場合はハーフトップで薄めに打つ積もりで打ちます。
ちなみにバンカー内はソールができません。


ガードバンカーは難しいのが10Yショットです。
ショートサイドと言って、ピン位置が右にある時の
右のバンカーがそれに当たります。

ピンが右にある場合は基本的にはグリーンの中央を狙うのですが
ミスして右に行った場合などは
10Y程度の短いバンカーショットになります。

これを練習する事で、かなりのバンカーセイブ率が上がります。
フィル・ミケルソンはこの練習をしたお陰で
87位だったのが3位までに上がったそうです。
ただ、初心者の場合はまず20Yくらいの距離から練習しましょう。

バンカーは56、58度などのロフトの物を使いますが
バウンスは12度以上を使います。

このバウンスを使って、砂にヘッドが潜って行くのを防ぎますので
フェイスを開いてバウンスを最大限に使うと、それでロフトが
56度のウェッジでも実際には58~60度程度になります。
ガードバンカーは通常、2インチほど手前から入れて、
ちょうど1万円札ほどの大きさの砂を取ります。

しかし、砂が極端に柔らかい場合にはそれ以上、そして
極端に硬い、あるいは砂ではなく土のような場合にはもっと
球の近くにクラブを入れます。

スタンスする時に足で砂の硬さを調べ、球の位置を左右にずらすだけで
同じ最下点で、打ち方は全く変えずに打ちます。

アゴの低いバンカーではスクエアスタンスでフェイスを開かずに
左一軸のフロップショット系、アゴが高い場合には左を向いて
フェイスを開き、ロブショット系の打法で打ちます。

グレッグノーマンはその昔、バンカーセイブ率世界一の選手で、
バンカーは15本目のクラブだと言っていました。
慣れると難しいラフよりも簡単だといいます。
また、わざとバンカーに入れる攻略法もあるのです。

練習しだいで弱点にするのか、武器にするのかが決まります。
徹底的に練習されると良いでしょう。




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