2017年12月13日水曜日

ミート率が悪くて悩んでいます


Question

ミート率が悪くて悩んでいます。
真芯に当たるのは少しで、ヒール側に当たったり
テンプラ気味だったりで、使い物にならない球がほとんどです。

毎回真芯に当てる方法はないのでしょうか?


Answer

ミート率とはヘッドスピード(HS)に対しての初速の割合です。
たとえば、HSが秒速40mで初速が60mだと、1.5倍なので
ミート率は1.5となります。

目標はこの1.5ですが、使えるのは1.4以上と考える人が
一番多いようです。
これは市販の計測器でも測定できます。

そこで、毎回1.4以上を出すにはどうするのか
という事でお話をしたいと思います。

ヒール側に当たる時は薄く、トウ側は厚めというのであれば
単にヘッドが浮く事が原因ですので、ダウンスイングの軌道を
安定させれば良いのですが、ヒールでも厚く、トウ側で当たりが薄い
という当たりがある場合は軸がブレている事が多々あります。

短に薄い球が出る場合は起き上がりや、前傾角度が足りないなどの
原因によることもありますが、この場合は肩が回っていなかったり
トップで左肩が下がっていないなどの原因が考えられます。

毎回芯を外しても同じ所に当たる場合は調整によって修正する事が
できますが、毎回どこに当たるか分からない場合にはまず緩みによる
ブレが考えられます。

このブレとはグリップや手首、腕と胸でできる三角形などが
スイング中に崩れてヘッドがブレる事です。
これは緩み過ぎている場合で、一度上半身を固めて
ガチンガチンにして振ってみると分かる事があります。
これでミート率が良くなった場合には緩み過ぎていたという事です。

バラつきがある場合にはこの揺るみによるズレがありますので、
次に考えられるのは軸のブレです。

横のブレはまずスエーです。
右膝が動く場合は要注意です。

そして縦のブレは起き上がり、伸び上がり、浮き上がり、立ち上がりで
前傾角度が立ってしまったり、沈み過ぎる場合です。

また、アライメントがくるっていたり、ワンスイングになっていない人は
いざと言う時に芯を外します。

原因はいくらでもありますが、これらの考えられる原因を
一つ一つ修正しながらミート率を上げて行くしか方法がありません。
これはプロの世界でも同じことで、毎回1.5を出せる人は
かなりの完成度の人でめったりいません。

スーパースター級の大ベテランが最高に調子が良い時くらいにしか
この安定感はないくらい難しい事なのです。

ただ、DRの場合は多少芯を外して飛距離が落ちても
FWにさえ乗っていればOKですので、毎回1.5の必要はありません。
できるだけ1.4以上出るようにすればスコアメイクはできるでしょう。




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