2017年12月12日火曜日

調子が悪い時の考え方


Question

スポーツ上達の過程についてですが、調子が悪い時の考え方、
過ごし方はどのようにするのが賢明でしょうか?
精神面が疲れていたり不安やイライラしていては本調子は出ないでしょうし
そういう時にはストイックになるよりは数日間とか休んで
リフレッシュしたほうが良いのでしょうか?


Answer

ゴルフに関してのお話をしましょう。
何がどう調子悪いのかによって対処は様々です。
調子が悪いというのは、どういう段階で、何がどう悪いのでしょうか?

ゴルフには段階があります。
最初は打法のフォームとしての「型」を習得する時期です。
これはどう動かすかという勉強と実際に体がその通りに動くかどうか
の段階ですので、そこで調子が悪いといっても、それはやるしかありません。

また、その動きができた次の段階でも、できる時とできない時があります。
それは調子が悪いのではなく、まだ定着していないということですので
休んでも意味がありません。

そして、ある程度定着して正しい動きが出来ても
ミート率が悪く、飛ぶ時と芯を外す時があり、外した回数が多い時を
調子が悪いというのでしたら、精度を上げる練習が必要です。

また、芯は外さなくなり、打法も定着して飛距離は安定したのですが
方向が悪い場合、これを調子が悪いというのでしょうか?
これは方向調整の練習が必要なだけで練習するしかありません。

また、ミート率も問題なく、方向も良い段階でも、時々芯を外したり
シャンクばかりが連続して出たりする事があります。
これを調子が悪いというのでしたら、それはズレが発生していると言う事です。

本来、ズレは毎日でも基に戻さなければなりません。
ちょっとのズレでもほおって置くと崩れにつながります。
これが時には致命傷になる事がありますので、自力で修正できるように
メカニズムを頭で理解し、偶然当たっていたり、感覚だけで打っている人は
一番注意しなければならない事なのです。

また、精神的に疲れたというのは原因が分からずに試行錯誤して
崩れ始めて迷路に入り、何をどうしてよいのか分からない時という事でしょうか?
これがメカニズムを知らずに感覚だけで振っている人の陥る落とし穴です。

あるいは、毎日猛練習して3年もすると、特に悪い分けでもないのに
精神的に疲れて来ることがあります。
それは燃え尽き症候群かも知れません。いわゆる飽きです。
その際は3ヶ月ほど休むとほとんど治ります。

プロ生活でも、何年も休まずに続けるのは良くありません。
オフにはゴルフを忘れて、違うことに専念し、頭を休める事も仕事のうちです。

アマチュアでもこれはありますが、不安でイライラし、本調子ではない
という時には恐らく具体的な原因が分からず、修正法も対処法も知らず
いくら打っても当たらないのでイライラという事でしょう。

この場合は、しっかりとメカニズムを習得する必要があります。
無駄に遠回りせず、調整法、修正法、練習法や何を目指し何処に行くのかを
明確にして、基本から改善して効率を上げる事です。

調子が悪いと言っても、このように色々なケースがありますので
それぞれに対処する必要があります。




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