2017年11月30日木曜日

DRが右、アイアンが左に出る原因


Question

ドライバーがスライス気味、アイアンがドローの球を打つ人のスイング
の特徴はどんな点でしょうか??
自分がそうなのですが、原因が知りたいです。

ご教授お願いします!!!


Answer

まず、スライスやドローなどの原理を理解しましょう。
スライスやプッシュで右に出たり、右にどんどん曲がって行く場合は
インパクトでフェイスが右を向いているのが原因です。

また、左に出たりフックになるのはフェイスが左を向いて
いるからなのです。


1 軌道距離が短い

ストロークの長さは番手によって違います。
短い番手ほど軌道も短く、DRは最長になります。

これはトップの位置をDRでは水平、PWは水平に対して60度程度ですが
全ての番手を水平にするとアイアンは左に出るかフックします。
そして、アイアンで真っ直ぐに打っているとDRはスライスします。

また、球の位置によっても出球の方向が変わります。
球は内側なほど右に行き、外側ほど左に行きます。
これらは軌道の長さによる出球の変化です。


2 スイング速度が速過ぎる

スイング速度とは手が移動する速さです。
それに対しヘッド速度(HS)はヘッドが走る速さで
スイングはこの両方の回転によって成り立っています。

この場合、インパクトで手とヘッドが合致するタイミングで
打つことで球は真っ直ぐに出るのですが、ヘッドが早いと左、
手が早いと右に出易くなります。

したがって、満振りしたり力んでスイング速度が速くなると
ヘッドが遅れてスライスになり易くなるのです。


3 ローテーションが足りない

ローテーションとはこの場合左腕が骨を軸とした回転で
フェイスローテーションと同じです。

このローテーションが遅いとインパクトでフェイスがスクエアにならずに
右を向いたままになってプッシュやスライスになるのです。


4 シャフトが柔らか過ぎる

シャフトはフレックスという硬さの表示のほかに、トルクという
捻じれに対しての硬さの表示があります。

プロは X や XX などの硬い物でトルクもできるだけ捻じれない
数値の低い物を使用します。

シャフトはヘッドの真ん中ではなく片方に装着されていますので
ストローク中にはトウ側は遅れて来るためにシャフトは捻じれます。

柔らかいフレックスほど、そして軽いシャフトほどトルクが高く
この捻じれが戻らないうちにインパクトでスライスになる事があります。

アイアンがDGの硬いスティールなのに、DRが最近のSなどでは
捻じれ具合が全く違いますので、セットとして一緒には使うと
全く同じに打っても球質はバラバラになります。


これらの性質を考えれば、どうすれば
全ての番手で真っ直ぐに打てるかが分かるはずです。

トップの位置を全部同じにしたり、アイアンが硬いシャフトなのに
ウッドやDRはグニャグニャだったり、球の左右の位置が全部同じだったり
していると長い番手ほど右に行く事になります。

また、ライ角やシャフトの長さ、ウエイトバランスなどによっても
方向が一定になりませんので、全ての番手をフィティングに出す
必要があるかも知れませんね。





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