2017年11月3日金曜日

緊張と力みでシャンク


Question

ショートホールのティーショットで、緊張と力みが入ると、
シャンクしてしまいます。
力みで右肩が突っ込んでると思いますが、
何か良い練習方法等ありましたらおじさん頂けないでしょうか?
もともと右手を使い過ぎる経由があるようです。


Answer

シャンクはショートホール限定なのでしょうか?
本コースだと緊張してもシャンクが出ませんか?

まあ、それはそれとして、緊張すると人は違う事をしてしまいます。
緊張しないようにすれば良いのですが、なかなかそうはいきません。


シャンクとはヘッドが外回りしてソケットに当たり
右に飛んで行く事をいいます。
これはヘッドが本来の軌道を外れて、
体から離れて浮いた状態になることが原因です。

このヘッドが浮く原因はいろいろあります。
まず、前傾角が足りない事です。
直立に近いほどヘッドは浮きます。
これはセットアップで修正できます。

次にアライメントがくるっている場合です。
これは肩が目標の右を向いている場合に起こります。

そして肩が十分に回っていない事で
軌道がフラットになる事が良くあります。

また、ダウンスイングの落とす角度や
右腰でプッシュする場合もあるのですが、中級以上の場合
力んでシャンクの原因のほとんどは横運動が強くなる事にあります。

スイングは縦と横の動きの合成ですので、横が強いとトップし
縦が強いとダフるのです。
このちょうど中間でミートさせるのがゴルフなのですが
そこに力みが入ると軌道がずれます。

この力みによるズレを解明すれば良いのです。
まず、力みとは多くの場合、トップから
思い切り肩を開こうとする力のタイミング早い事が原因です。
飛ばそうとする時には力を縦に使うか、軌道を縦にすることです。

また、速度を上げると遠心力でヘッドが浮いてシャンクします。
これは人体構造上、肩は水平に近い回転をし、ヘッドは斜め縦に動きますので
この誤差によって、遠心力が加わるとヘッドが浮くのです。

対策としては、左肩をトップで下げる、しっかりアゴの下に入れるなどで
肩の軌道をできるだけヘッドの軌道に近くする事、そして
肩から開かずにバンプ直後は引き落としが始まってから回転です。

理想はヘッドの軌道、手の軌道、肩の軌道の三軌道が一致することで
この一面化した3つの軌道で振れば、遠心力によるヘッドの浮きは
なくなります。
もし、肩のラインが球に向いていたとしたら、遠心力が掛かれば掛かるほど
軌道修正されてミート率が良くなるはずです。

世界のトップ選手達の打法を見てみると
肩の上下運動が大きく、三軌道が一面化したフォームで打っています。
トップではできるだけ左の肩を下げ、フローではできるだけ右肩を下げる
という肩の上下運動を入れるとその浮き上がりが軽減されるということです。

したがって右手を使う使わないは関係ありません。
また、場所はどこでも、これらのメカニズムによっていつでも起きますので
ロジカルな論理による診断と対策が必要かと思われます。





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