2017年11月12日日曜日

ダウンスイングで腰を引く動き


Question

ゴルフスイングでトップからの切り替えしで
左おしりを座るように(シットダウン)ということを
よく聞きますが、そうするとボールの前で芝をたたいたり
しませんか?(特にティーアップしないアイアンの場合)
この件を踏まえシットダウンの正しいやりかたを教えて下さい。


Answer

ゴルフでシャットダウンという動作はあまり聞きませんが
悪い記憶をシャットダウンすると言う意味なら聞いた事があります。

左のお尻を座るようにする事をシャットダウンと言うかどうかは別として
ドラコン打法では切り替えし後には左のお尻をかなり引きます。

後方打席に突き出す動きでボディーターンをする打法が現在アメリカでは
とても多く見られ、レギュラーツアーでも数人はこの腰を引き方を大きくし
左足が後方打席方向にずれるほどの動きをしている人を
TVで見る事があります。

ご質問の内容はこの動きの事なのでしょうか?
もし、そうでしたらこれはタイガー自身が行っています。
それを極端に大きくしたのが現在のドラコンで行われている腰の引きです。
その中間がパトリック・リード選手です。

この左腰の引きが少ないと、左腰が上がって左サイドの吊り上げとなり
ブランコ効果などはありますが、軸が上下することもあり、
左の腰が上がって、3時の時点ではすでに体は直立しているような
起き上がりを超えた立ち上がり打法になっています。

中期頃にはこの立ち上がり打法が多く、現在の主流はこれを改善し
上下運動も少なくしてスムーズな大人しい打法へと進化しています。

21世紀に入ってからの主流打法はこの立ち上がりをなくし
起き上がりや浮き上がり、また伸び上がりなどを一切いれずに
低く長いフォローを取るような、大きな押し込みで
確実に飛ばす打ち方をする選手が増えています。

もともとは左のお尻の後ろに置いた椅子に座るような
体重移動を行う事で腰を開いていました。ところが
ドラコンの世界では左足が後方打席に向かって30cmもずれるほど
左お尻を思い切り引いて腰を開き、その張りでHSを上げています。

この腰の引きは上半身には見た目ほど影響はありません。
むしろ起き上がりや立ち上がりを制御したり、押し込みを大きくして
ヘッドの浮き上がりを押さる効果があります。

吊り上げ効果は左の肩程度になりますが、むしろダフり難くなったり、
軌道円を目標方向に移動する役目がありますのでとても効率の良い動きです。

ダフりはヘッドの軌道やそのほかで修正し、しっかりと
この腰の開き方をマスターすると良いでしょう。

ポイントは重心です。
切り替えしの体重移動をする際に、左ではなく斜め左後ろに重心を移動
しながらバンプを行います。

その直後にお尻を突き出すと、結果として腰の開きになります。
腰を引くと同時に左膝が伸び、フィニッシュでは左カカトに体重が乗ります。
これは地球の重力をも利用した動きとなります。

基準となるのは壁にお尻を着けてアドレスし、スイング中に
どちらのお尻も壁から離れない動きです。
トップで右腰が前に出たり、インパクトで左のお尻が前に出るのは
軸がブレているという事です。

むしろ、左お尻が壁よりも後ろに出るくらいに引くと
よりパワーが出てダフりを予防し、軸の浮き上がりを防ぐ事が可能です。




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