ダブりトップ曲がりで 安定しない

Question

アイアンのスイングで、ボールをフェースでの 掴み方が 安定しません
ダブったり トップしたり 曲がったり 安定させたいのですが、
左腕は 伸ばして 頭も 動かさず スイング してるつもりですが うまくいきません、
どういった練習方法をしたら 効率よく 向上するか教えて下さい。


Answer

左腕を伸ばす事はタイミングを合わせ易くするためです。
また、頭を動かさないというのは軸のブレを防ぐ効果があります。

ところが、肩も上下しますし、手首の角度もブレるのです。
テイクバックの軌道が違えば、トップの位置も変わり、
トップの場所が変わるだけで、ダウンスイングの軌道が変わって
球には当たらなくなります。

このように、当たらない原因は五万とあります。
軌道だけ見ても１ｍｍ単位でズレたりすれば、無限大に
種類の違うスイングができるということです。

この無限大の軌道の中から一つを選ぶのです。
頭を固定し、腕を伸ばして当たらないのがおかしい、のではなく
そのほかの部分が原因でいくらでも当たらなくなるのです。

このコミュニティーで最初に掲げたのが１００ポイントレッスンです。
五万とある種類の中から、要な１００点を決めることで
ほぼ同じ軌道で打つ事が可能になるとういポイントです。

これらが全てできたとしても、定着していなければミスが出ます。
また、忘れたり、ズレたりしますので、毎日の調整や修正が必要です。
最近はデジタル人間が多く、一度プログラムすると一生その通りに動く
と勘違いしているのですが、ゴルフは生身ですのでそうはいきません。

練習方法は、まず１００ポイントを習得する事です。
メカニズムが分からなければ調整ができません。
原理を知らなければ、応用がききません。
頭で理解していなければズレた時の修正ができないのです。

アバウトな人は勘だけでスイングを作ろうとします。
器用で運動神経の良く、視覚情報の処理能力の高い人は
人の真似をして、ある程度はできるようになってしまいます。

ところが、１００ヶ所もあるポイントは必ずいつかはズレます。
その時にどこをどこに戻せば良いのかは、感覚では分かりません。
動画に撮って、最初はチェックして軌道がズレていたら
それを修正する事が大切なのです。
人によっては１日でズレますので、２～３日おきに修正します。

やっている事と思っている事が違うのに気がつかないのがゴルフです。
練習場で奇怪な動きで上手く打っているオヤジ連中も
ほとんどの人はタイガーウッズと同じスイングをしていると思っています。
中には自分のスイングに惚れ惚れとして酔いしれている人もいます。
室内練習場なのに、フィニッシュで延々と固まっている人を良く見かけます。

オヤジスイングにならないようにするには、プロと同じ動きをすることです。
現在は幸いにいくらでも情報がありますので、動画撮影しながら
プロとの違いをまずなくし、それを定着させる事がまず第一歩です。

そして、フォームができたら、今度は力の入れ具合やタイミングなど
見えない部分を習得します。
また、精度を上げるために球質をチェックし、ストレート球が打てているかなど
プロが調整するような段階に入ります。


まずは、正しい基礎を正確に身に着けてから
体の各部位がどう動いているか、手の軌道がどこを通っているか
そして、ヘッドの軌道が安定するまでフォームつくりです。
そう簡単にプロのようにはなりません。
見習い３年、一人前になるには１０年は掛かります。

ゴルフはいくらでも遠回りします。
習得する打法が高度であればあるほど基礎練習が必要ですので
もし、本格的に上達されたいのでしたら、１００ポインをまずは把握して
それに沿って練習をすることをお薦めします。