2017年10月4日水曜日

ラフで飛び過ぎるのは


Question

ラフに浮いたボールで普段はPWで100Y、9Iで120Yくらいなのですが、
飛距離が10Y以上オーバーしてしまうことがあります。
どのようなあたり方をしてるでしょうか?
またどのような打ち方をすればミスを減らすことができ
るでしょうか?よろしくお願いします。


Answer

それは俗に言うフライヤーというもので、スピンが掛からずに
余計に飛んでしまう現象だと思います。

通常、アイアンで打つと、フェイスには溝があって
ダウンブローに打つとバックスピンが掛かって、球は空中で
風を切って吹き上がる分だけ飛距離が短くなっています。

ところが、ラフだとフェイスと球の間に草が入り、
そのバックスピンが掛からないためにキャリー自体が伸びる事があり
さらに、止まり難いという現象が起きるのです。

したがって、フライヤーになるのか、あるいはヘッドが草に取られて
思った距離が出ないのかなど、ラフの場合には
その芝生の状態を見極める必要があるのです。

芝生が柔らかくて少ない場合には通常通りに飛び、たとえ
3本でも枯れた茎のような硬い物が挟まるとフライヤーになったりします。
この見極め判断は経験が必要ですが、どうしても打ってみなければ
分からない場合もあるのです。

この場合は、保険を掛けて短くてもオーバーしても
危険のない方向に打つなどの対策を取ると、大叩きせずに
済むこともあります。

ラフはコースによっては本当に厄介です。
ビジネスコースで回転を最優先している場合には打ち易くしていますが
競技などの場合には伸ばして真上から見ないと分からないような事もあり
FWに落とすことの重大性を痛感するものです。

14球中の12球はFW、そして2球はラフからというのが理想ですので
ラフからの打ち方は知っておく必要があります。

FWのどちら側に打つとグリーンを狙い易いか、またそちら側で外しても
ピンの前後が使えるアングルであれば飛ばなくても、飛び過ぎても
危険は回避できるという攻略法も必要です。

また、FW途中にあるFWバンカーのようなとてもフルショットができない場合、
また曲げて土手の中腹などでとてもフルスイングができない場合などは
いさぎよく諦めてFWに戻すだけにしましょう。

この場合は球を右に置いて、コントロールショットです。
そして、短い距離でアプローチしてベタピンでパーセイブです。
ラフから無理してフルショットし、三打目がまたラフだと
パーすら取れない事がありますので、欲を出さない事です。




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