2017年10月22日日曜日

顔を上げるとダフる


Question

フォローまで顔を上げないようにボールを見続けようとすると
右肩が下がりダフります。
それでも顔を上げないようにした方がいいんですか?


Answer

質問者さんからは2つの思い込みと間違った姿勢を見て取る事ができます。
まず、一つ目の思い込みは「顔を上げないから右肩が下がる」です。
このような因果関係はありません。

「右肩が下がるとダフる」
これも勘違いを思い込んでおられます。

雑誌や怪しいサイトではこのような勝手な論理を展開しています。
いい加減な理論が横行し、長年それが言い伝えられ、間違った事が
一般化して定着しているのです。

これを教科書だと思うことが大きな間違いです。
まずこのような思い込みを解消していきましょう。

スイング理論には邪義が沢山あります。
また、浅はかな理論や、時代遅れ、好みや一部の人にしかできないなど
ご自身にとって不正解な論理の方がより多く横行しているのです。

日本は30年の遅れをとっているのは、この不正解な論理を使って
商売にしても、まだ儲かるからなのです。
また、ガラ系理論でも飛びついて来る一般ゴルファーが多く
完璧に洗脳された島と化しています。

ゴルファーはもっとゴルフ先進国を見るべきです。
欧米の男子プロ選手達の打法をもっと良く見て下さい。

最近のトップ選手達はみな右肩が下がっていますがダフっていません。
また、球を追って顔を上げる人もあまりいません。
この状況から簡単に判断できる事なのです。

顔を上げるなというのは定石で、昔からの定番です。
もちろん顔を上げても会心のショットを打つことは可能です。
しかし、ほとんどの人は軸がブレたり、胸が上を向いてプッシュしたりで
ミスが多発するために、顔を上げない、頭を上げない、起き上がらないという
安定したフォームを目指しています。

ただ、胸が上を向かなければ顔は上がっても
真っ直ぐに打つことが可能です。
顔を上げるとアゴが目標方向に移動し、インパクト前に
胸が上を向いてしまうのです。

したがって、アゴを右側に突き出すくらいにしたバンプをしないと
体が開きやすくなるのは事実です。
したがって、どうしてもできないのでしたら、胸が上を向かないように
ヘッドアップ、フェイスアップしても構いません。

また、右肩を下げて押し込みを大きくしているのが現在の主流打法です。
その昔は軸に対して90度に肩を回転させろという指導が主流でした。
しかし、三軌道を一面化する現在の主流打法は、肩のラインを
できるだけ縦にしてスイングプレインに近づける必要があります。

体はこの三軌道を完全に一致させるのは無理ですが、これに近いほど
超高速スイングに耐える事が可能なのです。
そのためにトップでは左の肩を下げ、インパクトでは右肩を下げる
という肩だけの上下運動をするのです。

このように時代は変わり、世界は30年先を走っています。
もちろん、100が切れないエンジョーイゴルファーで良いのでしたら
どんなスイングでもOKですが、競技ゴルフを目指すのでしたら
井の中の蛙にならないように注意しましょう。




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