2017年10月2日月曜日

アウトサイドイン引っ掛け


Question

引っ掛けが多い、アウトサイドインのスイングを
直すのはどうしたらいいのでしょうか?


Answer

アウトサイドインで引っ掛けるという事はヒール引っ掛けとは違いますね。
芯には当たっているのに左に真っ直ぐに出る打球の事だと思います。

これはヘッドがアウトインに入って、その方向にフェイスが向いている
ということです。

これはグリップをスクエアにするとフェイドになります。
ヘッドはアウトインに入っているのに、フェイスはスクエアなので
カット軌道で擦っている事になるからです。

これはほとんどの人が直面する問題です。
自然に振るとほとんどの人はアウトイン軌道で振るのです。
これを持ち球だとか言って正当化した理論が横行していますが
単にフェイド軌道で振っているだけなのです。

初心者の方々はフックフェイスのDRでフックグリップにして
真っ直ぐに振らないのでストレート球が出ないのです。

また、ほとんどの方はいわゆる手振りという
手でヘッドを横に動かして球を打とうとします。

この横振りがヘッド速度を落とし、アウトインにしたり、擦ったりで
初心者が行う手振りの典型なのです。

スイングはヘッドが縦に降りる動きと、横に動く動きの両方のバランスで
球を打つことになります。

そして、手振りのゴルファーはこの両方を手で行うために
パワーも出なければ、振り遅れやアウトインなどの初心者症状になるのです。

ご質問はフェイスをスクエアにしてインサイドアウトに振れば簡単に治る
と思われがちなのですが、実は手振りが治っていません。

とりあえず引っ掛けが治れば良いのでしたら打ち上げ軌道で振るだけでも
治る可能性があり、また、意識してインアウト軌道に振るだけでも
修正できる可能性はあります。

ただ、これでは飛距離が出ませんので、横の動きは体、手は縦の動きに
分けて仕事をさせることが大切です。

体は回転で横の動きを作ります。
これがボディーターンです。
そして、手は右上から左下の斜めに振り落とします。

このコンビネーションでスイングをするのがゴルフですので
手振りではいくら振り回しても限界があります。
手振りを極めるのではなく、ボディーターンを習得し
体全体を使って振るようにしましょう。




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