2017年9月23日土曜日

力みのないスイングを目指したい


Question

男性ゴルファーです。
イ・ボミさんみたいな、ゆったり力みのないスイングを目指したいのですが、
男子プロでイ・ボミさんっぽいスイングの選手いますか?
昔の選手では、アーニー・エルスとかいますけど。


Answer

アーニーエルスをご存知なので、ご年配の方かと思います。
恐らく体力的な問題や腰痛などでお悩みなのではないでしょうか。
力んで体を傷めたり、急ぎ打ちをしてミスをするので
ゆったりとしたスイングをされたいとの事だと想像します。

まず、イ・ボミ選手以外でもプロ選手には力みはありません。
力みの定義すら定かではありませんが、いわゆるゆったりと振れば
体に優しいし、ミスが軽減されるからいう事だと思います。

男子プロでもゆったりと振っている人はいくらでもいますし
どんな打法でも、ゆったりと振れば良いことです。
要はなぜ力むのかです。

最近の世界の打法はかなりの飛距離を出すようになりました。
したがって、スイング速度自体が速くなっている事も事実で
速い理由はワインディングという手法で腰を止めたままテイクバックして
その張りを使って打つ打法に進化したからです。

しかし、ただ速く振っているだけで、意味のない事をしている人が多くいます。
腰を止めなければゆっくりと振れるのですが、欧米選手が速いので
その速度だけ真似しているようです。

このワインディングを入れなければ、どんな打法でもゆっくりと振れます。
振れないのはその練習が足りないからです。

速く振ると飛ぶと勘違いして、飛ばす技を習得せずに、単純に速く振って
飛ばそうというのが力みです。
また、メンタル的に余裕がなく、急いで打ってしまうのです。

飛ばす時には当然力を使います。
基本的には重力と張りで打つのですが、さらに飛ばす時には
体全体の筋力を使います。
しかし、軌道を邪魔する力は力みで、軌道方向にタイミング良く入れれば
ロングヒッターです。

力みはその力の入れ方を知らずに無駄な力が入っている場合です。
また、知らないなりに力を入れなければ良いのですが、
入ってしまうのはほとんどがメンタルです。

恐らくご年配の方でゴルフ歴もある方だと思いますが
飛距離を出したい、気持ちよく振りたい、などが潜在的な願望としてあると
体が反応して力が入ります。

しかし、その力の入れ方や方向、タイミングを知らないために
その力が逆に邪魔して当たらなくなる可能性があります。

したがって、テンポを一定にする練習をするか、あるいは
力の入れ方を習得するかで力みはなくなる事になるのですが、
体に負担がないようにゆっくりと振ると良いでしょう。

恐らくスイングは出来上がっていて、リズムやテンポの再現性が低いので
ミスが発生しているのかと思いますので、ゆっくりと振る練習をしましょう。
自信がないと急ぎ打ちをしてしまいますので、一定のリズムとテンポで
同じ距離を十分な数だけ打てばゆったりと振る事ができるでしょう。

ゴルフ用のメトロノームがあります。
これを方耳に挟んで、音を聞きながらそれに合わせて打つと
ゆったりと打てます。




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