2017年9月2日土曜日

もうやめたほうがいいでしょうか?


Question

ゴルフが超ヘタです。始めてもう20年近くたちますが未だに100を切れません。
平均はおそらく130から140でしょう。
もはや打ちっ放しにも、どうせ上手くならないのがわかっているのでいく気もしません。
本気で上手くなりたいと思ったのが10年くらい前ですが、
スコアは全く良くなりません。

普通の人なら自分くらいのゴルフの仕方で100ちょいくらいだと思います。
当たれば飛ぶんですが、すぐ崩れて11とか、13とか大叩きします。

そもそも自分は何をやっても普通の人より劣っていると思います。
もうやめたほうがいいでしょうか?
努力が足りないだけでしょうか?


Answer

同じような人が大勢います。
100も130も同じです。

この段階は、幼児にクラブを持たせた時に
勝手に振って空振りしているのと同じ状態です。

ヘッドの軌道はどこなのか、体はどう回転させるのか
腕をどう振ったら良いのかなどの動き自体を考えず
ただ、ヘッドを球に当てようとしている段階で、
それが大人になり、20年間同じ事をやっていただけなので
ちょっとはましに見えるだけなのです。

ゴルフには武道でいう型があります。
武道では型も練習せずに、20年間試合だけしている人はいません。

まず、どう動けば良いかはその打法によって型があり
それを習得することが最初の段階です。
これが基本動作です。

質問者さんのレベルですと、まず芯に当たっていません。
偶然調子が良い時もあれば、駄目な時もあります。
これはなぜ当たるのかが分かっていないので、
なぜ当たらないのかが分からないという段階です。

芯を外さないゴルフをする事が先決ですが、芯に当てても
今度は曲げない打ち方を覚える必要があります。

この二つだけできていればパーオン・ツーパットで
72で回ることが可能です。

では、なぜそれができないのかです。
それは再現性です。
同じ事ができないだけなのです。

理想の球が出るのですから、それを再現すれば良いのです。
しかし、その理想の動きを体は覚えていません。

練習場で会心のショットが一日中出ても、
次の日には一発も当たらないというくらい覚えていないのです。

では、どうやったら覚えられるかです。
それが型を練習する意味なのです。
武道は歴史があり、その習得法が確立されていて
誰でも最初は型を覚える事から入ります。

ところが、歴史の浅いゴルフでは、そのバイエルを知らず
ただ、遊び感覚で打っている人がほとんどなのです。

毎回同じフォームで動くことを体に染み込ませるまで
反復練習されていますか?
ヘッドがどこを通るか、クラブがどう動くか
などを毎回一定にする訓練がなければ、当たる分けがありません。

それをまず頭で理解し、その動きを体に再現させ
その動きを安定させる事が重要なのです。

また、体が覚えても突然忘れることもありますし
知らないうちに徐々にズレてきますので、その時に
元に戻す作業が必要です。
これも型を習得する意味なのです。
ゴルフでは分解ドリルがそれに当たります。

ゴルフの上達法、練習法、修正法、調整法、診断法など
頭で理解する事がたくさんあります。
ただ、闇雲に振って上手くなる分けがありません。

ゴルフはやり方によってはいくらでも遠回りします。
質問者さんはこれらのノウハウをご存知でないがために
ただ、勘や才能だけでできるのだという思い込みがあります。

まずは、ゴルフその物を良く理解すること。
上達のプロセスを知り、基礎や基本動作をしっかりと
頭で理解する事から入りましょう。



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