2017年8月19日土曜日

パターを立てるのはなぜ?


Question

クラブを縦てボールに合わせて見ている仕草をよく見ますが
(青木功とか、片目をつぶって、パターの端をもって、
何かに合わせてみている感じ)あれは、何をどのように見てい
るのでしょうか?


Answer

クラブを縦にして何かを見ている仕草には二通りあります。
一つはほとんどがティーグラウンドや二打目に目標方向に向かって
何かを見ている場合です。

これは目標と球をシャフトの直線で結び、その線上に目印を探すためです。
この目印は、スタンスをした時に目標方向を示してくれますので
方向感覚があいまいでも、これによって正されます。

二つ目はグリーン上などで良く見かける光景なのですが
カップ方向をクラブを立てて見る仕草です。
質問者さんのご質問はこれだと思います。

これはクラブ自体を軽く2本の指でつまみ、垂らしている状態です。
これによって、クラブは垂直になります。

この垂直に対して、グリーンの傾斜があるのかないのか、また
どのくらい斜めになっているのかが分かります。

グリーン上では全体に軽く傾斜していたり、周りの景色によって
水平感覚がなくなることがあります。

周囲全体が傾斜していると、グリーンが同じ角度で傾斜していても
水平に見えることがあります。

この際に、垂直を見ることができますので、ミスを軽減することができます。
ただ、その計測の仕方を学習しましょう。

まず、ご自宅で二本の指でパターを軽くつまんでみてください。
グリップのヘッドに近い側の端に指を掛けると、上手く引っかかります。

そして、柱は垂直ですので、その柱と合致するように
クラブをシャフトを軸に回転させていきます。
シャフトは先が細いのでクラブ自体が垂直だとシャフトの両面は
垂直にはなりません。

したがって、クラブのヘッドの重さで重心が移動しますので、
それを利用して、回していくと片面だけ柱と合致する場所があります。

その場所を覚えておく必要があります。
ヘッドがどの方向を向いている時がシャフトの左側(右でも良い)が
垂直になるのかを記憶しておき、グリーン上でも同じ事をするのです。

目は錯覚を起こします。
このように物理的に垂直を出せば、錯覚によるミスはなくなります。
一度試してみてください。




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