2017年7月29日土曜日

ドライバーがゴロになる


Question

ドライバーのどこに当たっているのかわかるシールを使い、
当たるべきとこには当たってます。

その後ボールを前においたり後ろにおいたりしていますが
なかなかボールが皆さんのような軌道にならず
ゴロや低空飛行します。
どういうことが原因だと考えられますか?


Answer

どのくらいのヘッドスピード(HS)で振っているか分かりませんが
HSが低いと球は上がりません。
しかし、ゴロになるという事は当たるべきところには当たっていない
という可能性が高いかと思われます。

まず一番考えられることは当たりが薄い場合です。
薄いとはフェイスの中心よりも下に当たっているということです。
当たるべきところ、という場所はどこなのでしょうか?
恐らく低空飛行というのも、当たりが薄いだけかも知れません。

また、球は内側に置くと低くなります。
DR自体のロフト角によってはかなり低くなります。

打ち方も関係あります。
ハンドファーストでロフトを立てて打てば当然低くなります。
タイガーウッズは8度も立てて打つそうです。

また、分かりにくいのはシャフトです。
硬いシャフトだと球が上がらないのも事実です。

これはインパクトの衝撃によってたわみという、
フェイスが上を向く動きがありますが、
やわらかいほどこのたわみが大きくなり
球は上に上がるのです。

しかし、これを硬いシャフトで打つとかなり上がらずに
実質のロフトに近い角度で打つ事になります。
だからといって、柔らかいシャフトにするのではなく、
ヘッドのロフト角が上がる物を使うことです。

そして、勘違いしている可能性があるのはフックフェイスです。
フックフェイスは左を向いていることで、ロフトが9度でも
フック度が3度でしたら、実際に打つ時には開いて打ちますので
実質12度となります。

普段9度で打っている人で、フックフェイス3度だと
12度で打っているのですが、たまたま同じ9度でも
フックフェイスでないクラブで打つと3度分低い球になります。
同じロフト角が9度でも上がるクラブと上がらないクラブがある
というのはこれが理由の一つです。

同様に、手の位置が低い人はトウが上がるのですが、ライ角をウッドは
調整できませんので、結局つま先上がりで打っているのと同じように
フェイスが左を向き、それを調整するために球を内側に入れると
球はその分上がらなくなります。

まずは本当に芯を捉えているかどうかを確認してください。
フェイスの中心よりも少しだけ上です。
ヘッドのクラウン(天井部)は厚く重く作ってありますので
重心は多少上気味です。

また、フェイス面は真っ直ぐではありません。
中心部が高く、山になっていますので
中心よりも下に当たると球は上がりません。

真ん中に当たればフェイス面の弾力性によって反発力が増し
初速は上がるのですが、バックスピン量も上がるので途中で
吹き上がり現象によって飛距離を損する可能性もあります。

打ち方としては、最下点を過ぎてからインパクトにします。
球の位置を最下点よりも左に置き、ヘッドが上昇する途中で打つことにより
フェイス面が上向きになって球が上がります。

下から上がる途中で打ちますので、ドライブを掛けたように
下から上に擦りますので、バックスピンと逆の働きとなってスピン量が減るのです。
高く上げて失速しない打ち方になりますので打ち方も確認してください。




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