2017年7月14日金曜日

パティングでパンチが入るのですが・・


Question

パッティングで悩んでいます。
ストローク式で距離感のタッチを出しているのですが、
インパクトの瞬間にパンチが入ってしまい
3m距離を6mも打つ事が度々あり怖くてインパクトで緩んでしまい
半分しか打てなくなってしまいます。
こう言うのをイップスって言うんでしょうか、良いクスリ有るでしょうか?


Answer

良くあることです。
しかし、これはある意味イプスなのかも知れませんが
簡単に対処することができます。

パンチが入るということは、打つ瞬間に腹筋に力が入り
打ち過ぎてしまうことを言います。
仰る通りに倍ほど打ってしまいます。

これは無意識に腹筋だけ力が入る現象で、
やはりメンタル的な影響によるものです。
ここぞという時になりますので、やはり緊張している時や
意識はせずともどこかで緊張しているような時に起こります。

パティングは非常に繊細な運動です。
方向と距離を合わせる動作を、胴回りの筋肉だけで行います。
下半身や手は一切使わずに、上半身の回転だけで打ち
そこでスコアが決まる大切な場面なだけに、分からないうちに
体が緊張して、突然、低周波でも流されたかのように
自分の意志とは全く関係なく力が入ってしまうのです。

疲れた終盤や緊張している時、ここ一番という時に
素振りでは全くその傾向がなくても、また自分では全く緊張など
していないと思っている時にでも起こるのです。

肩の回転だけで打つパティング動作は、
胴回りの筋肉だけで行います。
かと言って、手首を使うと小さな筋肉は硬直したり
動きが鈍くなったりで、さらにミスが増えることになってしまいます。

パンチを恐れてゆっくりとストロークをする人や、
むしろ、パンチと同じような速度で振り幅を少なくして、速く打つ
といった方法で打っている選手が多いのですが、
実は腹筋の勝手な暴走は、ある事で防ぐことが可能です。

それは、その腹筋が突然ピクリと力が入らないように
最初から力を入れておくという方法です。

この場合、骨盤底筋と下腹です。
骨盤底筋とは小水を止める筋肉で、肛門を占める時にも使います。
下腹とは丹田、すなわちお臍から指3本分の位置に力を入れ
この両方の筋肉に力を入れておくとパンチが防げます。

これにも諸説があり、肛門だけとか、下腹だけの指導や、
息を止めて、止めずに、と様々ですので、
個人差はあるかと思いますので、これらを試してみてください。
メンタル的な影響が多い方は、呼吸法やメディテーションによって
リラックスする事もあらゆるメンタル的ミスの予防になります。

呼吸法やメディテーションに関しては、また別の機会にお話しします。







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