左腕を常に伸ばしておく必要ありますか？

Question

正直下手だからかもしれませんが、
左腕をピンと伸ばしたままテークバックすると気持ち悪いです。
また、右腕も曲がってしまい、ダウンからインパクト時には
若干のズレが出てしまいます。


Answer

結論から言うと、どちらでも打てます。
ただ、それぞれにメリットやデメリットがあります。

現在の主流は普通のゴルフであれば伸ばしたままで、
ドラコンや老人などは曲げて打つ瞬間は延ばすとメリットがあります。

曲げたまま打つ人もいますが、あまり意味がありません。
また、伸ばして打って、フォローで曲げる打ち方などもありますが
これは方向出しとしてフェイスが返らないようにするためと、
フェイドを打つ時につかまらないようにするためです。

さて、左肘は曲げて伸ばすとヘッドの速度が上がります。
したがってドラコン競技のように飛距離だけを競うスポーツで
６回の内一球だけで勝負し、５回ファウルができる場合には
方向は安定しませんが、とにかく飛距離を出すためには曲げるのです。

また、加齢とともに肩が回らなくなっていますので、それを補う意味で
左肘を曲げてトップの位置を深くする方法があります。

質問者さんは若い方だと仮定し、男性なら伸ばしたままが良いし
女性であれば、多少曲げて伸ばしても、ＯＢになるほどは飛ばない
として、許容範囲かと思われます。

ただ、肘の方向が問題で、手の軌道上で行き来する方向に
肘が曲がるのでしたら良いのですが、ちょっとでも角度が違うと
曲げた時に軌道から手が外れることがありますので注意してください。

この運動はムチ効果があって時間差ができますので
その点ではメリットですが、その分方向調整にも難易度が上がります。
ただ、極端に曲げない限り、練習しだいで上手く打てるようになるでしょう。

気持ちが悪いのは肘を曲げないとその分体を余計に回転させなければ
ならないので、慣れていないというだけの違和感だと思います。
新しい動きは４～５日で違和感はなくなり、３週間である程度定着し
崩れなくなるには２～３年掛かります。

難易度が高いほど定着期間も精度を上げるにも時間が掛かりますので
早く仕上げるのでしたら、むしろ曲げない方が結局は早く安定するかも知れません。