2017年5月5日金曜日

クラブを寝かせるイメージ


Question

ダウンスイングについて
トップからクラブを下ろすとき、
自分から見て時計周りにループを描くことで
シャフトプレーンに乗せますが、
このとき、クラブのヘッドを自分から見て背中側に
垂らす(寝かせる)イメージって必要ですか?

また、このとき、右手の手のひらは上に向けたままにするのがいいのか、
それとも左手の甲を地面に向けるようにしたほうがよいのか、についても
教えてください。


Answer

なかなか高度なご質問ですね。
ただ、打法が違えば答えも違ってきますので
現在主流の打法とそのほかの打法との違い
なども考えながらお話をしていきたいと思います。

まず、自分から見てのループとはAスイングのように
アップライトで上げて、トップでフラットにして落とすという
軌道を外したループの事だと思います。
前倒しに対する後ろ倒しとでもいう動きでしょうか。

引き寄せによる同じ軌道面上でのループは構わないのですが
軌道を外してしかもダウンスイングの直線でループをするというのは
ミスがなくならない動きだとしてブッチハーマン氏は修正します。

レッドベター氏はそれを奨励していますが、リディアコーが逃げ出したり
Aスイングでトップに上り詰めた選手はいないなど、実績がまだないので
賛同するコーチは多くはありません。

リッキーファウラーはそのループをブッチさんに治されて優勝していますので
トップレベルではこの辺の判断は微妙なところがあるようです。

基本はテイクバックの上がる軌道の面上から外れないことです。
たとえば1cm外したら、1cm正確に戻さなければなりません。
それ自体が危険な動きとなりますので、レイドオフのような高度な打法は
それをあえてやったりする人もいますが、アマチュアがそこだけ真似ても
恐らく完成できないほどの難易度の高さだと思います。

ダウンスイングは左手で引っ張ったり、左手首を甲側に曲げると
シャフトが立って降りてきます。
このシャフトが立つのはやはり軌道から外れて波を打つ動きとなり
安定性に欠けますので、プレイン自体をそのままシャフトプレインに
腰の辺りで乗せるという打ち方が最近の主流です。

したがって、シャフトは寝かせたまま腰まで下ろし、ビジネスゾーンで
はシャフトプレインに乗ってミートさせます。
その際に左手の甲を地面に向ける動きはシャットのまま落とすとうい意味
であれば良いのですが、リリースを早めるというのは逆効果です。
あくまでもレイトヒティングの効果を消さずに、右手の手首の角度を保ち
リリースまではキープして最後のぎりぎりで返すのが基本です。

タイガー打法は非常に動きが複雑です。
基本動作だけでもかなりの精度を要求されますので
しっかりとミクシーのバーチャルゴルフ教室を参考に動きを習得してください。





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