2017年5月28日日曜日

映像で出球が右に行くのはなぜ?


Question

プロの試合の映像を見ていると、ほとんどすべての選手の球が
目標に対して右に飛び出しています。

カメラの位置もあるのでしょうが、それにしても皆右に行くので、
そのように打ち出してるとしか思えません。

これはどういう理由でそのように見えるのでしょうか?
よろしくお願いします。


Answer

これは両方あると思います。
カメラの位置もそうですが、右からドローで戻している場合もあり
これは選手と目標が重なっていない限り、飛球線上後方の
右斜めからのアングルだということです。

また、グリーンの左にピンがあっても、
実際に右を狙って打っているという場合が多いにあります。

選手は飛球線上に動きがあると気にします。
岡本綾子選手はカメラに向かって怒鳴っていた事がありました。
もっとそっち!と指を指していたのを思い出します。

FWでも3人が違う場所から打つ時など、最初に打ったら
すぐにカメラは走って次の選手の所に行かなければなりません。
選手達も心得ていて、カメラが準備できるまで待っています。

新人の選手などは黙っていますので、真後ろにカメラが来ることもあり
その時はボールと目標が重なって見えます。
このときに左に出たり、右に出る場合は曲げ球ですが
ほとんどが右に出るのは基本的にカメラのアングルで
選手の右斜め後方から全体を撮っているという事です。

極端に考えれば分かります。
アングルをどんどん右にするのですが、グリーンが画面に入っていると
真後ろから撮っているように見えます。
最近はワイド画面ですので、かなり右から撮っても目標が画面に入ります。

https://www.youtube.com/watch?v=-uWTAojN3AY

その角度をどんどん、目標が入らなくなるまで回転させていくと
正面から撮ることになります。
このときの出球の角度はどうでしょうか?
真横に右に飛び出しますよね。

完璧に右に打っているように見えますが、球は実際には
真っ直ぐに飛んでいます。

グリーンが右から左に上っている傾斜の場合だと、その斜面に当てて
止めようとしますので、ドローで打って来ることがあります。

また、一日ドローが止まらないという選手もいるでしょうから
人によって色々な球を打ってきますので、まず画面を見たら
どのアングルなのかを最初に診て、着地した場所と比較すると
どの程度曲げたのかが分かります。

また、ティーショットでの球の位置は、ほとんどが内側に入って見えます。
これはカメラは真正面からではなく、ほとんどが選手の左側正面に
立っているからです。

この場合はティーマーカーでカメラの位置が分かることがありますが
超スローのカメラで撮っていて、普通のカメラとの画像と
両方が見れる場合などは、二つのカメラの立ち位置が違いますので
両方の球の位置が違うことが良くわかります。

ほとんどの場合、本来見えている球の位置は
本当はかなり左に置かれているということになります。

このようにカメラだと奥行きが良く分からないので
アングルによってはどの方向に球が出たのか
良く分からない事があるということです。



0 件のコメント :

コメントを投稿