2017年5月21日日曜日

パターマットでの練習


Question

自宅でパターマットを使った練習はどれくらいやっていますか?
コースになかなかいけないので家で少しでも練習したいです。
気を付けるべき点などもありましたら教えてほしいです。
平均スリーパットはする初心者です。


Answer

パティングで最も大切なのは距離感です。
距離が合わないと簡単に3パットしてしまいます。

この距離感は誰も最初は持っていません。
したがって、最初は計算で距離を合わせると良いでしょう。

計算とは例えば5歩の距離は20センチの振り幅と決めたら
そのストロークの幅で距離を出す方法です。

球からテイクバックして右足の内側まで引くと
ちょうど5歩の距離だとします。
すると、10歩分打ちたい時には右足の外側までテイクバックすると
ぴったりとその距離が出せるようになるのです。
また、15歩は右足の外に足の幅分だけもう一つ分大きく引くだけで
15歩分の距離が出ますので、大きな誤差がなくなります。

ただ、問題はスイングの力と速度です。
これらを一定にする必要があります。
グリップの握力も一定、力加減も一定、そして速さもまったく同じにして
振り幅だけで距離を調整するのです。

この時に同じ力と同じ速度で打つという癖をつけなければなりません。
その基準となる動作を定着させなければこの計算という方法は使えません。

ご自宅で練習をするのはこのためです。
毎日同じ距離を打ち続けることで、その距離感を定着させることができるのです。
そして、その基準となる5歩の距離を覚えたら、今度はコースで
まったく同じ強さ、同じ速さ、同じ振り幅で打ってみるのです。
ラウンド前の練習グリーンで行うのがこれです。

そして、平らなところを見つけて右足の内側の振り幅で打って
球がどこで止まるかを試します。
5歩よりも遠くまで行けばグリーンは自宅のマットよりも速く、短ければ
重いグリーンだということが分かります。

そして、それが6歩だったとすると2割少ない振り幅にすると距離が合います。
また、逆に重いグリーンだったらその分だけ振り幅を大きくすれば良いのです。

これを簡単にするには、スタンス幅で調整する方法です。
重いグリーンはスタンス幅を広げて、同じように右足の内側がすでに
2割増しの振り幅になっていれば、いちいち計算する必要がありません。

このように最初は計算によって3パットがなくなってきますので
体に距離感が身につくまではこの計算方法で十分にスコアメイクができます。
また、距離感が身についた後でも、同時にこの計算による距離合わせも行うと
さらに正確性が高まります。




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