2017年5月16日火曜日

真っ直ぐ飛ばすには?


Question

ゴルフを始めて2年。
2ヶ月に一度ラウンド、週2で練習をし、スコアは90~100(たまに80代)です。
コースや練習場でトップやダフり、フックやスライスが多く一向に上達しません。
特に打ち放題など行くと後半シャンクしかでなくなります。

スイングで気になる点は左手首が甲側に折れること、
スイング軌道がアウトサイドインのカット打ちになっている点です。

トップやダフりのミスをなくしダウンブローに打つことができ、
ある程度まっすぐ飛ばすにはどのような練習方法がいいでしょうか。


Answer

まず、ゴルフの上達の過程を見てみましょう。
フルショットだけに限定すると・・

1 打法
2 フォーム
3 定着
4 修正

まずは打法です。
打法は無数にあります。
オヤジ打法など、完成すれば何とか打てる打法も入れて
恐らく数千種類になるかも知れません。

その中である程度飛距離が出る打法は数百、きれいに見えて
かなり飛ぶ打法となると数十種類に限定されて来ると思います。

まず、そのどこを目指しているかも問題なのですが
それぞれに難易度が違います。

無限大の空間にある一点で打つのがゴルフですので
そこにヘッドを持って行く体の動きや方法を知らなければなりません。

これがフォームです。
武道でいう型です。
これを知らない人は感性だとかセンス、そして
先天的な才能だとか言って勝手に試行錯誤しています。

この打法によってそれぞれが違う型を習得することがまず先決で
トップレベルの打法は100ほどの開錠によって
始めてゴルフができるようになるのです。

100個の鍵を一個でも取らないとその扉は開きません。
しかも、毎回同じ軌道で振る事ができないとゴルフにはならないのです。

それには定着という、もっとも時間を要する仕事があります。
基本的には正しい動きを毎日60回を21日続けるというもので
完全に定着させるには最低3年は掛かります。

そして問題はこの期間中にはいつ崩れてもおかしくないくらい
ズレたりブレたりする事です。
これを調整、修正する作業もあります。

自分で分からない部分でも治していかないとオヤジ打法になりますし
しかも、一番大切な基礎を習得し、その通りに練習しないと
一生掛かっても定着しないという、最悪のことが7割の人に起きるのです。

この7割の人は一生100が切れないと言われているゴルファーです。
1度や2度切っても、また年を取れば切れなくなります。

これは動作が定着していないか、間違った練習をしているのです。
ゴルフには基礎という物があり、バイエルのような教科書があります。
これは詰め将棋の定石という型であり、これだけは最低知っていないと
上達しませんよ、という定番です。

日本にはこの基本がまだ来ていません。
部分的には上陸しているのですが、センスや感覚と言われる部分だけで
物理的で具体的な効率の良い動きや形などが軽視されています。

気になるのは手首とアウトイン軌道の2つだということですが
そのほかはどのくらい出来ているのでしょうか?
まだ2年のゴルフ歴では定着どころか、正しい動きすら
できていないと思います。
最初の2年はイントロで、これからゴルフが始まります。

この2年の準備期間はゴルフはそう簡単ではない、ということを知る期間です。
これから本当に上達したいという人だけが真剣に取り組んで上達して行くのです。

100ポイントレッスンの内容を全て理解し、全て体で消化し、すべて定着させる
という作業に取り組むだけの真剣みがあるかどうかが問題です。

本気でやる気があるのでしたら、ミクシーのバーチャル・ゴルフ・教室の
100ポイントレッスンを参考にまず勉強してみてください。
最新のモダン打法の基本動作や飛ばしの技術が書かれています。

ここまでして上手くなりたくないというのでしたら、基本動作だけにするとか
シンプル打法を習得して、難易度を下げて早く仕上げると良いでしょう。

打法には雲泥の差があります。
1時間もあればマスターできるような簡単な打法から、型を習得するだけで
何年も掛かるような高度な打法まで様々です。

目標に応じてご自身に合った打法を考える時期ではないかと思います。




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