2017年4月1日土曜日

MBにしたらシャンクが止まらない


Question

アドレスからテークバックに入る際に素振りでは
他の人に後ろから見てもインサイドインに振れているのに、
いざ球を打とうとすると右肘が引けてしまい結果として
極端なインサイドアウト軌道になりネックに当たり
シャンクが止まらなくなる時があります!

頭ではなってしまう原因が分かってはいるのですが、
どうしても右肘を引きすぎるクセが直りません。
アイアンは以前CBを使っていた時は、シャンクは極たまにだったのですが
MBに替えてからシャンクが病気のように止まらなくなります!
何かアドバイスを頂けますか?


Answer

「原因は分かっている」と仰っていますが、極端にインサイドに引くのが
MBにしたからだという事でしょうか?

シャンクをクラブのせいにしている内は上達はありません。
たまたま買い換えたその時期に軌道がズレて、
そのまま修正しなかったのでシャンクになっているだけだと思います。

多くのゴルファーが道具依存症で、何でもかんでも道具で治そうとして
毎年のように買い換えるのですが、経済活性化に貢献するだけで
ゴルフは一切上達しません。

極端にインサイドに引くのが癖だということですが、
テイクバックの形ができていないということです。
「右肘が引けて」とおっしゃっていますが、引いているのはご自身です。
その動きが癖になっているだけですので、それを治せば良いことです。

ゴルフが感性だのセンスだの言っている人は、このように適当に上げて
癖になるまで無駄球を打っています。

まずはどうやって上げるかという、力の入れ具合や角度など
具体的にどう動かすかを頭で理解し、その動き通りに定着させることで
初めて正しい角度で上げることができるのですが、プロが感覚で上げているから
といって、自分もプロになった積もりで感覚だけで振っているのです。

スイングは物理で習得して感覚で振ります。
それを最初から感覚で模索しながらセンスで習得するものだ
という指導を鵜呑みにしていたのではありませんか?
このような弊害が出る邪義を信じると、とんでもない事になるのです。

自己診断も果たしてどうなのでしょうか?
シャンクの原因がほかにあるかも知れませんが、実際に診てみないと
それは分かりませんので、ここでは取りあえずテイクバックを引き過ぎた
ということにしてお話を進めましょう。

いずれにせよ、原因を人のせいにしている間は上達しません。
クラブのせいにしていたり、コースやスイング理論のせいにする人がいますが
自分の体なのですから、自分で管理しなければならないことを
自分のせいではないと、どこかで思っているのです。

それはあたかも歩く時にどうしても右足で左足を踏んでしまいます、
と言っているようなものです。
だったら踏まなければ良いだけの話です。

たまたま骨格的に踏まずに済む形になっているから踏まないのですが
自分で自分の動きを管理できないのでは話になりません。

ゆっくりと正しい軌道でテイクバックできないのでしょうか?
速度を落とせば誰でもできます。
それをやろうとしない質問者さんの頭に問題があるのであって
MBアイアンが原因ではないのです。

動きはどこを通すかの基点があり、その点と点を結んだ線が軌道です。
健常者であれば誰でもできることです。
ヘッドがその軌道を通って動いていればシャンクなどは出ません。

基準になる位置を頭で覚え、そこをつないでゆっくりと上げれば良いのです。
それを、何も考えずにサッと上げるから癖が出るだけで
それをやっている間は間違った軌道を定着させているだけです。

事の重大性を質問者さんは分かっておられないようですが
仕上げから逆の方向に今は行っているか、オヤジ打法に仕上げているだけです。
練習すればするほど下手を固めているということです。

なぞりとゆったりスイングで、正しい軌道でしか動かないようにして
固めるしかないということが、どうもお分かりになっておられないようです。
ゴルフに特効薬はありません。近道もないのです。
一日も早く諦めて、地道な事をコツコツとするしかないと覚悟することです。

癖を治すのは簡単です。
自分で難しくしているだけです。
やることをやらずに治そうと、努力していないだけなのです。
ゴルフを甘く見ると大変なことになります。
まずはゴルフに対する姿勢から治していきましょう。



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