2017年4月9日日曜日

スパイラル打法とは?


Question

スパイラル打法ってどういう打法ですか?


Answer

ピーターコーウェンの打法だと宣伝していますが、
内容は全て昔からあるスイングです。

要するに、動きは下から上へと伝えられて、ムチのように
最後にヘッドが動いてその勢いをつけるということを主体とした打法で
それはごく当たり前のことで特に珍しいものではありません。

彼自身はいまだに中期の頃のスイングを教えていますので
最新のモダン打法のスイングではありません。
彼を師事したと宣伝されている有名選手が、彼の指導通りに
スイングしていない事を見れば一目瞭然です。

スイングの一つに体をムチのように使うという重要な動作方法があります。
足、膝、腰、肩、腕、手、クラブと下からそれぞれ微妙な時間差をつけながら
動かして行くことで、途中でエネルギーをタメたり、しなりをつかったりで
ヘッドが球に到達するまでにはかなりのパワーが生まれるのです。

80年ほど前のスイングを見ると良くそれが分かります。
クラシカルスイングではかなりの体のしなりを使っていました。
そして、必ずそれぞれの部位が動くのに時間差があります。
手よりもヘッドは後から、腰よりも肩があとから回転してきて
その時間差がしなりとなっているのです。

下半身始動だとか良く言われるように、下から動き始め
徐々にクラブに近づいて行く動かし方はスイングの基本です。
ただ、開始時間に差があるだけで、ほぼ同時に全身が動いているので
それをなかなか判断できる人が少ないのも事実です。

左足は外向きで、右足が真っ直ぐというのも、中期の打法の教科書です。
カイマーを教えたとかいいますが、カイマーはタイガー打法で、
コーウェン氏は何をアドバイスしたか知りませんが、
似ても似つかないスイングをしています。

このように、何か一言アドナイスしただけでも、その選手が有名になると
彼を指導したコーチだとか、トップに導いた指導者などと宣伝していますが
何人ものコーチや自分で真似た動きなども入っていますので
そのようなキャッチのフレーズを使った宣伝を良く見かけるコーチほど
注意しなければなりません。

ブッチハーマン氏などはほとんど宣伝を見たことがありません。
しかし、グレッグノーマンをはじめ、アダムスコットやタイガーウッズなどが
10年にも渡って師事していた実績によって、現在トップのプロ達が長年
待たされています。

生徒が集まらない人ほど宣伝をする必要があります。
内容を良く研究し、良く目にする人ではなく、ビジネスマンではない
コーチを選ぶ事が大切です。





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