2017年4月8日土曜日

軌道の起点と終点


Question

1)インサイドアウトの起点と終点、
{・イン}の起点と終点をどのように意識していますか、
各点に関連づけた身体部位があれば教えてください

2)インサイドアウトの終点と{・イン}の起点は一致しますか、
するなら・その位置をど~決めるか、
一致しないなら両者の関連性をど~イメージしているか教えてください


Answer

ご質問の内容が良く分かりませんが、軌道の始まりと
終わりがどこかということなのでしょうか?

グリップ、姿勢、前傾角度、球との距離、アライメントはどんな打法でも
共通して基礎をなしている部分です。
また、軸や軌道は基本動作としての根本であり、これも基点を決めて
点と点を結んだ線が軌道となります。

いかに素晴らしい動きをしても、いかにHSがあっても、
この基礎がなければナイスショットを安定させる事ができません。

ヘッドがどこを通ろうと構いません。
重要なのは毎回同じ軌道を通すことです。

これが再現性であり、また完成度なのです。
この再現性を高めるには、どうしても避けて通れないのが
これらの基本要素です。

ほとんどの人は何も考えずにただ振っています。
自分がどう動いたのか、あるいはヘッドがどこをどう通ったのか
を考えている人は少ないようです。

手がどう動くかの軌道を習得すること、そしてヘッドをどう動かすのか
の軌道を覚える必要があるにも関わらず、
勝手に振って当たらないと嘆いている人がほとんどです。

だったら、途中にも基点を作れば良いのです。
その点と点を結んで、毎回そこを通す訓練をして定着させるのです。
フラット軌道だろうが、アップライト軌道だろうが、
インサイドインだろうがアウトサイドインだろうが、
毎回同じ事ができなければ何をやっても意味がありません。

基礎練習とは、その基点通りに動いているかどうかの練習です。
その動きをまずは習得し、それをスローやなぞりで定着させることで
初めてスイングができるのです。

インサイドインの軌道とは、これは手の軌道をいいます。
まずはテイクバックの軌道です。
左腕が7時半になった時にシャフトが水平になり、ヘッドと手が
飛球線上後方から見て重なります。これがタイガー打法の基点の一つです。

そのときに手の位置が肩のインサイドに入っている軌道がインサイドです。
しかし、この手は実はインサイドに引いていません。
シャフトが水平になった地点で肩は30度回転していますので
左肩が前に出るのです。
そのために、真っ直ぐ後方に引いた手がインサイドに見えるだけなのです。

このように、軌道の途中での基点を決めて、そこがずれたらそこに戻し
修正を繰り返していくのです。
この調整や修正がないと、どんどんズレていって
最後にはオヤジスイングになってしまいます。

毎朝の立ち上げ練習もこの軌道修正やタイミング調整なのです。
毎日ズレると思ってください。
ご自身で基点を決めて、そこを毎回通すように反復してください。

この基礎練習や調整がないと、ズレたまま練習をする事になり
何百種類のもの軌道を練習して、同時にそれらを定着させるという
とんでもない遠回りをする事になるのです。

ゴルフはいくらでも遠回りします。
覚えるのは一種類で良いのです。
すべての番手は一種類の軌道、一種類の打ち方で基本的に良いのです。
闇雲に打つということは、ほとんどが無駄球だという事です。

軌道は打法によって、また個人によって、厳密に言えば微妙に違います。
インサイドイン打法は基本、アドレスの形で打てといいますが
アドレス時のアームシャフト角で打っている人はほとんどいません。

今はアドレス時のアームシャフト角と、完全に伸ばし切った180度の間の
どこかで打っているのですが、要は毎回同じ角度で打てば良いだけの話です。
毎回同じ角度で、毎回同じ軌道で打つことで再現性が上がりますので
全身全ての動きを習得し、そのフォームを定着させ、そのフォームの基点を結んで
軌道を安定させるようにしてください。




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