2017年4月22日土曜日

なぜ70代のオヤジに負けるのか


Question

なぜ70歳のオヤジが70台で回れて、
大学時代に体育会運動部でスポーツしていた私が
5年やっても110の王なんですか?


Answer

ゴルフは普通のスポーツとは違います。
ゴルフは身体能力ではなく、技術と経験です。

ただ、野球などのゴルフに近いスポーツをされていたのでしたら
既にスイングに使う筋肉などが出来上がっていますので、
一般の方達よりも安定し易いという可能性はあるかと思います。

70歳の男性なら恐らく30~40年は経験があるでしょう。
パティングラインの読み、寄せなどの距離感などは
いくら脚が速くても、いくら動体視力があっても関係ありません。

唯一有利なのはやはり筋力ですので、飛距離は年配者よりも出る
可能性はありますが、それも間違った打ち方や練習方法では安定せず
スコアに結び付かない事もあります。

5年で110というのはちょっとおかしいですね。
これは自分は運動能力があるからと過信して、いい加減な練習を
していたのではないでしょうか?
あるいは、自分一人で上達できると思い込んでいるのではありませんか?

ゴルフはそんな簡単な物ではありません。
筋力が必要なのはDRの飛距離を300Y以上出す時です。
それは最初の一打目、しかも14回だけです。

残りの打数は飛距離のいらないショットや寄せやパターです。
質問者さんのゴルフは、DRを使わないショットがおよそ9割ですので
それらは飛距離が必要ないために、身体能力などはほとんど活かされません。
かえって邪魔になるかも知れないのです。

運動に自信のある方は筋力で飛ばそうとします。
満振りで飛距離を競うのはドラコンです。
普通のゴルフはスコアで競うのです。

したがって、大学時代の体育会運動部の経験などは
ほとんど役に立っていないかも知れません。

ゴルフをされる時はまず正しい情報を得ることです。
運動能力があれば簡単にゴルフが上手くなると勘違いされているようですが
アマチュアのオヤジゴルファーの中には、現役の若手のプロよりも
寄せやパターなどは上手い人がたくさんいます。

小技は力が要りません。
状況判断や選択などは、やはり経験のある人にはかなわないのです。
70歳でも動ける人でしたら、その経験を活かしてある程度のスコアは
キープできるのです。

驕り高ぶらず、全く未知の世界ですので、謙虚な姿勢で
ゴルフを正面から見直す必要があるかと思います。





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