2017年3月22日水曜日

ゴルフをやめたい気分


Question

フックが強いので、意識的に「カット打ち」にした結果・・・
フックが強過ぎて、時には引っかけもありました。
意識的に少しだけ「カット打ち」にしたところ、絶好調!!になりました。
しかし、次第に右にも左にも曲がりだし、絶不調になりました。
趣味だったゴルフをやめたい気分です。


Answer

我流ゴルファーはそんなものでしょう。
我流で動き、我流で診断し、我流で修正しても
基礎ができていないので、いつでも崩れるのです。

そして、その絶好調と絶不調を繰り返し、老化して
昔の好調を自慢するゴルファーで終わるのです。

どんな打法でも、どんなスイングでも、インパクト時の
ヘッドの向きとヘッドの軌道によって打球が決まります。

正しい軌道と向きを作るのがフォームです。
空手でいう型です。

この決まった動きをどれだけ定着させたでしょうか?
我流ゴルファーは何も考えず、ただ適当に振って
当たったらそれを覚えれば良いと思っているのです。

ゴルフはそんな簡単なものではありません。
いくら真芯に当たっても、真っ直ぐに飛ぶとは限りません。
たとえ真っ直ぐに飛んでも途中で失速したり、曲がったり
いろいろなことが起こります。

これらの全てを解決するために、毎回同じように動くということが
基本動作として教科書になっているのです。
では、どうすれば毎回同じに動けて、ズレやブレを修正しながら
その決まった位置、形、軌道で動けるのかです。

ゴルフには教科書はないといって、曖昧な事を教えたり
誤魔化している人が大勢いますが、ゴルフは物理です。
力学でスイングは解明できるのです。

感性やセンスで習得するのではなく、具体的に
どこをいつ、どう動かすかの型で覚えて
それを定着させるのです。
そして基準を設け、その位置を毎回通る軌道を決め、
その軌道通りに毎回動くにはどういう体の使い方、腕の使い方
手の使い方や脚の使い方をするのかを習得し、定着させれば良いのです。

その基礎や基本動作なども習得せずにただ勝手に動かしても、
当たったり当たらなかったりするのは当たり前です。

これで辞めた人はたくさんいます。実に愚かなことです。
辞めることが愚かなのではなく、我流ではじめたことが愚かなのです。

一度も山に登った事がない人が、いきなり7000m級の山に
登るようなものです。しかも我流でです。
装備も訓練も、何の知識も地図もないのに登ろうとしているのと
全く同じことをしているのですが、問題はその事に気がついていないことです。
ほとんどの人が500m級の山に登る積もりをしているのです。

誰にも習わずに上手くなっても少しも偉くありません。
海図もナビもコンパスもなしに航海しても少しも偉くありません。
ゴルフを甘く見ているから、そのような発想が生まれるのです。

ゴルフは地球上で一番難しいスポーツだと言った人がいました。
もっと真剣に、そして慎重に効率の良い方法で習得するべきだったのです。
初心に戻って基礎からやり直しましょう。



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