2017年3月13日月曜日

ルーティンは必要ですか?


Question

ルーティンは必要ですか?


Answer

打つ前の段取りをプリショット・ルティーンといいます。
これは打つ前に準備をする段取りの事です。

初心者にはあまり必要ではないのですが、上級になるにしたがって
一打一打の重みが違ってくるために重要性が増してきます。

プロの世界では一打6000万円という高額な違いができるため
一度のミスが大きく後を引きます。
いかにミスをしないかが大変重要なため、一打に込める集中は
半端ではありません。

では打つ前にどのような準備をするのでしょうか?
それはまずショットの種類と番手選びです。

ティーグラウンドではDRを持つのか、アイアンで出るのか
そのレイアウトや距離によっての選択があります。

そして、打つ方向と風をみます。
追い風での飛距離、向かい風での飛距離によって
FWバンカーを跳び越すのか、手前で止めるのかなどの計算をします。

二打目では残りの距離を調べ、グリーン中央に落とすのか
ピンをデッドに狙うのかを決め、風などによって低く出すのか高く上げるのか
またライによってフライヤーで飛びすぎないか、あるいは草に取られてショート
するのかなどの予想をします。

ここまでは球からは離れた位置で色々と考えます。
そして番手や打法が決まったら素振りをして、
会心のショットのイメージを思い浮かべ、球の裏に回って目標を決め、
そこと球を結んだ線上に目印を探し、アドレスに入ってから
その引き出しのイメージ通りにスイングします。

このアドレスに入る前の目標を決める所からがプリショットルティーンになり
プロの選手たちは毎回同じルティーンで打っています。

これは動作に関しては癖にしておくことで、
いちいち意識レベルの脳を使わず条件反射化しておきながら、
意識レベルでは会心のショットをイメージしてるのです。

初心者はこれ以外に、アドレスのスタンス幅、テイクバックの軌道、
トップの深さなどいちいちチェックすることが沢山あり、
それらを全て確認してから始動すると打つまでに時間が掛かりすぎてしまいます。

ある程度のチェックすることを決めておき、そこをチェックしたら
すぐに始動する練習も必要です。
後ろに回って目標を決め、歩き出してから打つまでが12秒が一番適正だ
といわれています。
10~15秒以内に打つ中でのチェック項目を決めておくのも良いでしょう。



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