2017年2月8日水曜日

グリップの両手位置


Question

微妙です。 私はオーバーラッピングです。

知人がテンフィンガーグリップです。
右手が効き過ぎるのではないかと思っていますが、
いい感じで低い球筋のドロー系ショットを打ちます。

最近オーバーラッピングながら、
通常よりも1cm程度は両手の間隔を離し気味で
グリップなどトライしています。

グリップ時の両手の位置についてどう考えますか。


Answer

グリップはオーバーラッピングでもテンフィンガーでも
あまり違いはありません。

また、フィンガーグリップでもパームグリップでも
どちらもそれぞれにメリットデメリットがあり
フルスイングではフィンガーが適し、寄せなどはパームが適しています。

これは距離感や方向を重視したショットでは、グリップが緩まないよう
パームで握ると緩みが少なくなるからです。
しかし、飛距離を重視したフルショットにおいては、多少の遊びで
ユルユルにして打った方がヘッドの引き寄せが大きくなるということです。

一番影響を受けるのはストロングかウイークかという違いです。
これは直接打球の方向が変わりますので、一番重要です。

ストロンググリップは左腕のローテーションの度合いが変わります。
また、インパクトの体の形が変わり、肩が開いているのを調整できるのですが
縦のパワーが少なくなって飛距離を損することになることがあります。

次に影響があるのは、右手の人差し指と左手の小指の間の距離です。
この距離が長いほどリリースやインパクトに力が入ります。

ただ、長過ぎるとリリースがやり難くなり、適度な距離
で握ることで調整をします。

リゾートスイングなどのクラブの重さだけで当てる打ち方なら
この距離が少ない方がHSが高いかも知れませんが、
競技ゴルフで飛距離を出す打法の場合には、右手がしっかりと
使えるように距離を空けた方が力は入り易くなります。

小指などが邪魔にならないように、そして力が入りやすい方法で
握ることが大切で、体を使ったスイングでは、
その効果を最大にするためにスクエアに握ることが基本となります。

スライスを止めるためにストロングに握ったりしますが
あくまでも応急処置です。
スクエアに握って球が真っ直ぐに出るフォームやタイミングを
身に着けることで最も効率の良いスイングが習得可能となるのです。



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