2017年2月7日火曜日

右腕のローリング?!


Question

スイングで右腕のローリングを最近重視してます。
理想のやり方お願いします。
また私はグリップをややフックに握ります


Answer

右腕のローリングとは何を意味しているのでしょうか?
左腕ならローテーションによって、フェイスが開いて閉じます。
腕は肩から手先までを固定し、肩から回します。

右腕となると、スナップの事でしょうか?
突き刺しや被せ押さえつけなどの動きの事でしょうか?

これはフックグリップとはなんら関係ありません。
グリップはあくまでも両手ともスクエアにすることが基本です。


さて、右腕の使い方はほとんどのレッスンでは教えていませんが
右腕が使えると、かなりの飛距離が出ます。
しかし、反面、使い方を間違えるとグシャグシャになるので
使えと教えるレッスンはあまり見ません。

しかし、右腕は左腕よりも力が入ります。
左手の裏拳と右手のパンチの違いです。
右腕でしっかりと腰や肩から押し込むようにパンチをいれる事が
格闘技では主流となっているのがその理由です。

では、まず切り返しから右手の使い方をお話します。
トップではDRの場合、蕎麦屋さんのオカモチと言われる手首を甲側に90度曲げ、
手の平が上を向き、右脇を締め、右肘を内側に入れた形でクラブを引き寄せ
DRは自分の首の裏まで引き寄せ、PWでは遠くに出しただけで
その場から切り替えします。

タイガーはテイクバックでは軌道を左手に任せて、右手はほとんどここでは使わず
右手首は角度がほとんどなく真っ直ぐで、クラブから手の平は離れています。
したがって、しっかりと握っておらず、指だけで引っ掛けている状態ですが
慣れればこの方法でもかまいません。
右肘がトップで内側に入らない人はこの方法だと軌道を邪魔しません。

この引き寄せの直後に引き落としがあり、肩を開く前に下に引っ張ります。
そして、今度は腰の辺りからは地面に向かって上から押し、最後に
4時半に向かって押し込みます。

この際、落とし押しから押し込みに掛けて、右手はねじるように
しかも突き刺すような動きで肘を伸ばします。
4時半で右肘が真っ直ぐに伸びることで、フォローは大きく
そしてハイフィニッシュに誘導されます。

押し込みは右脚のツッパリや蹴りによって、体と一体になって
右肩を落として行います。
この時に前傾の起き上がりがあると、しっかりと押し込めなくなります。
掬い打ちの人はこの押し込みで、低く長く出すと良いでしょう。

ダウンスイングでビジネスゾーンに入る時に右肘は右脇にくっつけて
体ごと右手で下に向かって押します。
一瞬ですが、この右脇を締めた状態でターン、すなわち
リリース、腰、肩の全てが一緒に回転するとうい感覚になると
そこでもかなりのパワーが出ます。

また、4時半ではしっかりと右手によって被せ押さえつけができると
リリース速度が上がってさらに飛距離が伸びます。

右手が本当に力が入るのはビジネスゾーンからです。
だからビジネスゾーンというのです。
ここが力を使う仕事の領域という意味です。

右腕は投手のスナップと同じに肘から先行し、ムチとなって
ヘッドが最後に追いかけます。
リリースポイントからはしっかりとグリップに力を入れ
最大の握力で球をつぶすことが大切です。
それまでは握力はほとんど2~4程度です。

ただ、右腕に入れる力具合は、右腕自体の重さ程度でも
弓効果やブランコ効果、そしてムチ効果やバンプのタメ
などによって十分に活用できます。

蹴りなどの横の回転を速めた時に、この右腕の力加減で
縦、横のバランス調整ができるようにすると良いでしょう。

飛ばそうとして左腕のローテーションの力だけで打つと
左肘を故障する(ゴルフ肘)ことがあり、重量もなく速度も出ませんので、
左手はあくまでも軌道の安定と、左肩が回わって引っ張られる力だけで
むしろ右手や右腕で飛距離を出す事が基本なのです。





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