2017年1月5日木曜日

縦振りのダウンブローとは


Question

ドライバーもアイアンと同じく、払い打ちではなく、
上から縦振りのダウンブローでよろしいのでしょうか?

また、ダウンスイングでは左半身で綱引きしてる感覚で
コックをなるべく解かずにインパクトを迎え、
そのままボールを目標方向へ押し出す感覚でよろしいのでしょうか?
ご教授下さい。


Answer

DRでもアイアンと同じように打ち込みの形で打ちます。
これがワンスイングというジャックニクラウスが推奨するコンセプトです。
これによってミスが大幅に軽減することで彼はギネス記録を保持しているのです。

DRの場合にもダウンブローで打つ形でスイングはするのですが、
球は左にありますので実際にはアッパーになるようにセットアップしています。
また、テイクバック時にヘッドを浮かせた位置から始動すると
アイアンと同じに打ち込んでもテンプラにはなりません。

ダウンスイングでの左半身で綱引きという感覚は人によって違いますが
これは、右にある物を左に引っ張るという、いわゆる横振りの動作かと思いますが
これは誰もが勘違いして最初に行う動きです。

また、目標方向に押し出すという感覚は恐らく押し込みのことで
もし、そうであればその動きは有効的です。

さらに、コックをなるべく解かずにというのが、ハンドファーストで打つ
という動作のことを意味しているのであれば良いと思います。

実際に動きを見てみないと分かりませんが
基本動作を習得する上においては、DRもダウンブローで縦に振るという事を
しっかりと脳で理解し、その動きを体で再現するというプロセスで
フォームを習得されることが望ましいことかと思います。


では、この縦振りとはどういう事なのかを画像で見てください。
これは日本の武道の居合いです。
刀の軌道はほぼクラブヘッドの軌道と同じに斜めです。
竹を6本も一気に切ることができるだけの力があります。

これを綱引き式に横に振って切れるでしょうか?

https://www.youtube.com/watch?v=xoSFKi7s9dE


この方の居合いは軸がブレていてゴルフには適切ではありませんが、
ダウンスイングの中のバンプ、ダンプ、ターンの真ん中にあたる
ダンプの動きがこれに似た動きで、非常に力が入るということです。

人間は横よりも縦に振る方が力が入ります。
鍛冶職人も、薪割りも、道具の重さを使える事もあって
みな縦動作で作業をしています。

ただ、居合いのようなフルパワーでゴルフクラブを振らないでください。
これはあくまでも、いかに力が使えるかの例ですので、この力で引き落としをすると
球がどこに行くか分からず、また怪我をする危険性が高いので
あくまでも、後ろを向いたまま縦に振るのがゴルフの基本だという事だけ
覚えておいてください。

打ち込みのダウンブローとは、右手による落とし押しや捻り突き刺しだけではなく
動作自体が縦になっている時の作用が基本動作に入っています。
これらの、いろいろな動きを少しずつ入れて、バランス良く合わせて行くことで
最も効率の良いスイングができ上がるということです。





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