2017年1月29日日曜日

テイクバック時にお尻が左に!?


Question

アドレスからテイクバック時に左からお尻が若干左に突き出ます。
股関節を意識してテイクバックしてますがスエーでしょうか?
また、改善方法あれば教えてください。
テイクバックから右足、左足と体重移動を足踏みのように心がけています


Answer

左に腰がスライドするということでしょうか?
これは珍しいですね。
普通はテイクバックでは右に腰がスエーする人が多いのですが
その逆だということですね。

語源から言えば、揺れることがスエーなのですが、
これはいわゆるゴルフでいうスエーとは逆のスエーですね。
右にスエーするのを矯正する時にわざと左に腰を移動させますが、
それが逆に癖になってしまったのでしょうか?

いずれにせよ、程度問題です。
多少ならクラシカル打法では普通にありましたし、
体重が右に移動しやすいのでお薦めするコーチもいます。

癖の矯正はその逆の動きを反復することです。
左に行き過ぎているなら右に、右に行き過ぎているなら左へと
動いている分量だけ逆に動くと正常な位置に戻ってきます。

テイクバック時の体は理想のトップを作ることと、
毎回同じことができるようにするという二つのことを目標とします。

左にスエーしていても、毎回同じであればあまり問題がないのですが
あまりにもスエーしすぎているなら、効率が落ちますので修正が必要です。

まず、右脚の役割ですが、右膝を固定することです。
内側に力を入れておき、地面をしっかりと踏みしめておきます。
そして、背骨軸にするには腰はそのままで、左の肩を右膝の上に
移動するくらい、上半身だけ移動させます。

この時に自分の左の背中を肩越しに見るような体勢になって
トップの形を作ります。
これは鏡を使って、正面と後方の両方の姿を見て、その形になるように動き
その感覚を覚えることからはじめます。

いきなり、理想の形で球を打とうとする人がいますが
つもりスイングになってしまい、オヤジスイングを作る典型的なやり方です。

まずは動画で撮影するとか、ガラスに映して姿勢を見ながらの練習が必要で
常にこの形に戻すという調整をしながら定着させて行くのです。

また、一度できたとしてもズレますし、一度定着してもブレたりして
戻す位置や形を頭で記憶しておかないと、どこに戻すのかすら分からず
崩れてしまうのです。

このズレやブレは生涯続くと思ってください。
軌道がズレたり、軸がブレたりするのは当たり前のことで
誰にでも当然あるのです。

ただ、その時にどうやって調整するかです。
それをほおって置くからそれが定着して癖になって、抜けなくなるのです。
固める段階では、最初の半年くらいは毎日ずれます、
1年以内は3日おきにズレ、3年以内は毎週ズレると思ってください。

この時に誰かに診てもらっている人ならすぐに調整して癖になりませんが
独学のゴルファーはそのズレやブレにすぐに気がつかないのです。

また、どこを調整すればもとの動きや形に戻るかを知らなければなりません。
正しい場所で調整するということです。
違う場所で調整すると、当たりは良くなりますが、どこかにその副作用が出て
今度は違う場所を治さなければならなくなり、その繰り替えしで大きく崩れるのです。

それでもミートだけすれば良い練習をしていると、それが定着して
オヤジスイングが完成するのです。

ただ、オヤジスイングでも長年同じ事をして、いじらなければの話です。
途中でそれに気がついて修正しようといろいろな動きを治しながら打っていると
一生安定しない、100が切れないゴルファーになってしまうのです。

たかがスエーですが、されどスエーです。
ご自身で調整、修正ができるようにすることが大切です。





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