2017年1月23日月曜日

切り替えし時の左膝


Question

トップからの切り返しの時に左膝を戻すとありますが、
うまくできるコツはありますか?

左足荷重のアイアン、右足荷重のウッド、
ドライバーではタイミングやコツは区別しますか?


Answer

基本的にアイアンはアドレスでは体重が両脚に五分五分に乗っています。
ドライバーはアッパーに打つ関係上、多少右に体重を乗せます。

この状態で、まずしっかりと側傾がないと上手く体重を移動できません。
その時には体の左側面が直線になるようにアドレスします。
重心が真ん中なのに側傾をつくるには、腰を左に数センチ移動させるだけです。

そして、テイクバックで左膝が前に出るのですが、
もともと膝を曲げ過ぎて立っていると戻すのに誤差が生じ易くなります。
モダン打法では膝はあまり曲げず、屈伸のパワーではなく張りのパワーを使います。
そして、左の膝頭は少しだけ前方に向けて出る程度で、内側に曲げません。

テイクバック後の切り替えしではまず体重移動が始まります。
この体重を左に移動し始めるには、テイクバックで右に体重が乗ったら
左脚には体重を乗せないまま、自然に左に倒れるようにします。

右にあまり体重を乗せすぎると左に倒れてきませんし、また
右に移動が足りないと切り返しでの打ち急ぎになってしまいますので
この体重移動管理はリズムという時間で行うことも一つの方法です。

この倒れる動きによって左に体重を移動しますが、
この移動がないと左膝は自然には動きません。
この体重が移動することではじめて膝は外側に動くのです。

これがバンプのタメ時の膝の動きです。
そして、直後にこの膝を伸ばし、その直後に右膝を伸ばします。
これがニーアクションです。
したがって、左膝は外側に一旦出てから後ろに伸ばすので
これをつなげると膝が外回りしているように見えるのです。

左膝が伸びた時には左脚はカカトに体重が移動します。
バンプのタメの後は左お尻を後方打席に突き出しますので
腰は先回りして開き、体重がカカトに乗るのです。

この左の膝(股関節の外旋)が外にでてから後ろに回るのは
体重が右にあったのが左に移動する時なので、
この体重が移動しないと膝は外に無理やり移動させるしかありません。
ただ、無理に外旋させても意味がなく、重要なのは体重の移動です。
あくまでも体重移動によっての副作用なのです。

しっかりと体重を球に乗せることで無駄に筋力を使わずに
楽に飛距離を出すことが可能となるので、HSだけではなく
インパクト時の重量を増す方法としてとても大切です。

どの番手も同じタイミングで同じ動作によって打ちます。
体重をしっかりと左に移動させて、それからニーアクションをしてください。



0 件のコメント :

コメントを投稿