2017年1月22日日曜日

アプローチの種類


Question

以前、上級者の知人同士が「アプローチの引き出しが~」「?パターンくらい~」
のような話をしておりました。
私は3つくらいしかありません。自信をもって打てるのは、日によって1つか2つ…。
打ち方や、番手、イメージを教えていただきたいです。


Answer

アプローチとは本来、グリーンを狙う場合の全てをいいますので、
距離的には5Y~250Yほどと、さまざまな種類を言う場合があります。

140~150Y以上はフルショットで、ドローやフェイド、スライスやフック球を
あえて打つインテンショナルな曲げ球に高い低いを入れたコンビネーションなどは
トッププロであれば自由に打ち分けます。

それ以下はそれにプラス、コントロールショットとうい、飛距離を抑えた球を
必要に応じて打つのですが、一番聞きたいのはグリーン周りだと思います。

グリーン周りとは短い場合は5Y~40Y程度で
フルショットもコントロールショットも使えない場合をいいます。
いわゆる、寄せと呼ばれているショットです。

どのくらいの種類が必要かというのは、そのコースの設定によります。
石川遼選手が渡米する前には、98Y以内は全てSW一本でアプローチする
と言っていましたが、アメリカのコースではそれでは通用せず、引き出しを増やしました。

これは芝の種類や長さ、逆目などの状況に応じて打ち方を変えないと
失敗をする確率が上がるからなのです。

日本のビジネスコース(早く回すために易しい設定)ではグリーン周りはほとんど
同じ長さにラフが切り揃えられ、芝も柔らかく、均一にのばされていたりしますので
それこそ一種類の打ち方で何とかなるのです。

ところが世界の水準や試合の設定などになると、いろいろなライの状態を作り
二度と同じ状況にはならないほどのバラエティーに富んだ設定をすることがあります。

日本もプロの試合では2016年頃から飛距離は世界水準になり
ラフも今までにない長さに伸ばして応急処置的に難易度を上げましたが
まだ、それは日本のメジャー大会だけでした。

ところが、倉本会長、青木功会長になった今後は、恐らく世界の水準までは
コース設定を上げて来るはずです。
また、プロの試合会場はレイアウト自体も難易度を上げ、芝質や長さなども変えて、
グラスバンカーやハザードを増やしたりと、難易度を上げる傾向にあるようです。

さて、その難易度を低くして詰め込みのコースにおけるビジネス設定では
恐らく2種類あればなんとかなると思います。
これは9番アイアンの転がしと(ローチップ)、SWのピッチアンドラン(ハイピッチ)の二種類で
オヤジゴルファーはこの二つだけでシングルになっている人がほとんどです。

この二種類を極めれば、難易度の低いコースであれば十分にパーを拾えますので
初心者はまずこの二種類をしっかりと練習し、自分の物にすると良いでしょう。

質問者さんは3種類すでにあるとのことですので、さらに追求してみるのも良いでしょう。
ローチップ、ハイチップ、ローピッチ、ハイピッチ、フロップショット、ロブショット、
ベリーパター、パティングチップ、ポップアップショット、なども足せば、アメリカの
難しいコースでも十分に寄せることが可能です。

詳細はミクシーのバーチャル・ゴルフ・教室にて解説されています。



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