2016年12月10日土曜日

パターが32になるには


Question

パターばかり買い換えているし、パターの本を何冊も読みました。
でも50cm以内でないとほぼ入りません。
パーオンが増えたら3パット、4パットが増えました。
残り2歩から3パットが当たり前です。

最近はパターはあきらめてアプローチの練習ばかりしています。
パターが32になるにはどうすればいいのかヒントをください。
お願いします。


Answer

パッティングは面白い物で30cmが入らなかったり
20mが入ったりします。
同じ人でもこれだけ違うのです。

まず、パット数にこだわるのは止めましょう。
こだわるとメンタル問題を誘発します。

というのは、パーオン率が100%の人は全ホール2パットで36です。
ところが、パーオン率が20%の人でも、寄せワンで上がれる人だと
パット数は22が可能です。

36に対して22だったら、質問者さんは22の人の方が上手い
とお考えでしょう。でもそれほど単純ではないのです。
まず、この辺の構造を良く考えてください。

まず、パーオン率100%でパット数が18が理想なのですが
そんなことができる人はいません。
チップインしたり、二打目が入ったりすればパット数は0です。
でも、グリーンに乗っていませんのでアイアンが下手なのです。

そして、アイアンが下手でグリーンに全く乗らず、寄せで
50cm以内に着ければパット数は18になります。
また、パーオンが増えても、30mも先に乗っていたのでは
乗らない方が良いということもあります。

このようなことで、パティングが上手い下手を数字で判断するのは
パーオン率によって左右されるのであてにならないと言う事を認識して下さい。

ただ、質問者さんは2歩の距離から3パットですので、これは問題です。
確かに真っ直ぐに打つことや、思った距離を打つ練習が必要です。


初めてのコースでラインを読める人はいません。
長年の経験から大体の事は分かるでしょうが、正確に入れられるのは
練習ラウンドで傾斜や芝目を最初から知っている人で、あとはまぐれです。

ただ、前に打った人のラインを見ていないとか、カップを行き過ぎた時の
ラインをしっかりと見ていないと、返しのラインが分かりません。

この行動が一打ですので、入らなかったからと言って照れ隠しに
騒いでみたり、反り返って残念がってラインを見ない人がいますが
カップオーバーに打つことと、ラインを見てることは大切な事なのです。

10mのパットが入ったから上手くなったのではありません。
読みが上達したのでもないのです。
たまたま運が良かっただけです。
ラッキー!と素直に喜べば良いだけの話です。

それを、10mが入る実力なのだから4mが入らないのはおかしい
と思ってしまったら、それがストレスとなって悪循環に入ります。

ショートパットが入るのですから、問題はありません。
メンタルでやられている時には40cmが入りませんので安心してください。

パティングは距離感が一番大切です。
球に書いたラインで方向は決め、打つときは距離だけ考えていれば
普段から培った距離感やフィーリングを活用して、思った距離が打てるはずです。

50cmが入るのでしたら、アプローチで50cm以内に入れましょう。
その精度を上げることでパット数が減ります。


1.5mの距離を近づいて1秒以内に打つ練習をしましょう。
スタンスを取らず、手の感覚だけで方向と距離を正確に打ちます。
アドレスして、もぞもぞやる時間をなくし、近づいて体が斜めになっていたり
片足だけで打つような、「お先に!」を打つ時と同じに打つ練習です。

瞬時にラインを読み、入らなくて良いと思って好き勝手に
アドレスせずに瞬時に打つのです。
まずは練習グリーンで50cmから始め、1m、そして1m50cmと
徐々に伸ばすのも良いでしょう。

また、カップの周り4方向、8方向から1mほどの練習も良いでしょう。
何度も打てばラインが分かります。
分かった上で打てば以外に入るものです。

カップの30cm先に仮想のカップを描き、そこに止める練習です。
そして外して50cm行き過ぎたら、カップからのラインを見て覚えます。
その癖をつけることが大切です。

最後の50cmでの曲がり具合と、返しで打った最初の50cmの
曲がり具合は違います。
その違いを経験で覚えてください。
覚えたら、オーバーはもう怖くなくなります。
一度見ているラインですので、迷いがなくなるのです。

苦手意識をまず捨てること。
そして、自分はこのパットが好きなのだという自己暗示を掛けてください。
自信がつくと苦手意識が変わりますが、これは逆療法です。
意識を変えてしまえば、逆に自信がつくのです。

今後は苦手だ、嫌いだというネガティブな言葉を一切言わず
俺は2歩以上のパットが好きで得意なんだ!
と思い込むことから始めましょう。



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