2016年11月9日水曜日

安定させるためのスイング理論とは?


Question

ゴルフを始めて五年が過ぎました
アイアイ、ユーティリティは得意なのですがドライバーとスプーンが安定しません
たまにいい当たりはするのですが試合になるとダフったり
すぐに左に引っ掛けたりと全然ダメです。
飛ばさないでも200ヤードくらいを真っ直ぐ打つスイング理論があれば教えて下さい。


Answer

200Yのドライバーショットでしたら、ほとんどどんなフォームでも
真っ直ぐに打つことくらいはできるはずです。

中高年のオヤジスイングを見てみれば分かります。
実に正確にFWに200Y打っています。

ダフったり引っ掛けたりというのは打法やフォームではなく
質問者さんのケースは単に定着していなだけだと思います。

どんな打ち方をしても当たるのがゴルフです。
しかし、毎回同じように当てるには、毎回同じことができなければなりません。
同じことができるようになるには1万回同じことをするだけです。

ただ、不恰好かも知れません。
飛距離がないかも知れません。
そして、定着にやたらと時間が掛かったり、ミスがなくならなくなったりで
その打ち方によってさまざまなのも事実です。

しかし、定着だけに関しては一日60回の21日間同じことをすると
取りあえずは潜在脳に保存されるといわれています。

無意識に振った時に出てくる動きはこの潜在脳に保存されたものです。
あくまでも毎日60回、同じことをしなけければなりません。

初心者は日替わりスイングです。
今日60回やったことと同じことが翌日にできるとういう保障がありません。
これが大きな問題です。
毎日違うことをしてると、5年経っても定着しないということなのです。

僅か1秒半のスイングなのですが、その中にはいろいろな部位が
それぞれ違うタイミングで違う動きをしています。
この全てが全部できた状態とは、同じところに打てることです。
毎回違うところに球が行く間は同じことをしていないということなのです。

それを勘違いして、自分は同じことをしていると言い張るのですが
同じ球が出ない限り、同じことはしていないのです。

このできていない部分を補うのがドリルです。
できていない部分だけを1万回できた状態で反復すれば
誰でもできるようになります。

スエーの癖が治らないので何とかしてくれ!という質問が良くあるのですが
人事のように自分の責任ではないかのような意識の人は治りません。

歩く時に右足はでるのですが左足がでません、どうにかしてください
と言っているのと同じです。
健常者であれば、自分で両足を交互に出す練習をするしかないのです。

それには速度を落とすことです。
まずゆっくりと振ってみてスエーしない速度を探します。
そして、その速度で毎日60回1週間素振りをしたら、少しだけ速度を上げます。

そしてまた1週間したらスエーしない範囲で速度を上げて素振りをして
というように、少しずつ速度を上げていけば最後には普通の速度で
スエーしなくなるのです。

このような努力もせず、いきなり同じ速度でスエーばかりしている限り
どんどんスエーが定着して取れなくなります。
これがオヤジスイングの原因です。

何が何でも毎日500球打てば良いと指導する先生方もおられますが
それは正しい動きができてからの話です。

定着安定の条件は、同じ動きを毎日60回、21日反復することです。
そして、最終的には毎日60球、同じところに落としての反復になるのです。




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