2016年11月4日金曜日

HSがあるのに飛距離が出ない


Question

ヘッドスピードがあるのに飛距離が出ないのですが
何が悪いのでしょうか?


Answer

初速を上げるのはHSだけではありません。
重量が必要です。

また、飛距離はそれに球の高さやスピン量、風や
高低差、落下地点のFWの硬さなどによってさまざまです。

取り合えず自分にできることはHS、重量、高さと
それにスピン量です。

高さはロフトと打ち方で換えることができます。
ヘッドのロフトが9.5と10.5とでは高さが違います。
ただ、どちらが飛ぶかは打ち方や人によります。

適正なロフトであれば、スピン量も適正になる可能性が高いのですが
打ち方によって吹き上がったり、スピン量が大過ぎることもありますので
アッパーに打つように練習します。

また、重量とはインパクト時の重さです。
これはヘッドの重さ自体と、押し込みの強さです。
最近は長尺用にヘッドの軽量化が行き過ぎて
総重量が300gを下回る商品が出回っています。

ヘッドが軽いということはお鍋で球を叩いているようなもので
金槌で打つ場合と比べてみてください。
重い金槌の方が球はつぶれて飛ぶのです。

交通事故では車より大型トラックの方が重いので
怪我はほとんどありません。
ところが、その大型トラックでも電車とぶつかれば
運転手は死ぬほどの衝撃があるのです。

同じ重量の球を打つ場合、軽いヘッドよりも重いほうが
飛ぶのはこの例で明らかです。

また、重量をさらに増す打ちか方があります。
それが押し込みです。
落とし押しからの押し込みによって、叩くだけではなく
つぶして運ぶような重量を体重や腕の力によって掛けるのです。

しかし、これも衝撃の一瞬にシャフトが柔らかいと曲がって
押し込む重量が減ります。
いくらHSが速くても、ハエ叩きでは球は飛びません。
持ち手はぐにゃぐにゃで、スピードはしなりで出ても
球を動かすだけの重量がなく、当たり負けしてしまいます。

また、ミート率が悪いと、いくらHSがあっても飛距離はでません。
計測器で計ってミート率にも問題がなければ、恐らく高さかスピン量です。
これを計ってもさらに問題がなければ向かい風で計測しながら
練習場の球で打っている場合なども、このような現象になることがあります。

いずれにせよ、しっかりと計測しながら一つずつ検証してみましょう。




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