2016年11月27日日曜日

引っ掛けストレートを治したい


Question

ゴルフのドライバーが曲がらずまっすぐ左方向に飛んでいきます。
これをまっすぐ(正面に)飛ばすにはどうしたらいいでしょうか。
ミート率は高く、飛距離も申し分なしで、
思いっきりつかまってまっすぐ左に飛んでいきます。
これをこのまままっすぐ前に飛ぶよう修正出来れば
最高のショットになるのですが、どうすればいいでしょうか。


Answer

左に真っ直ぐに飛ぶということは、その方向にヘッドが移動し
その方向にフェイスが向いてインパクトしているということです。

その原因はアウトイン軌道になっていて、しかもフェイスがかぶっているので
この二つの条件が重なる時に出る球です。
この段階になった人は方向調整が必要です。

その条件が重なる時とはひとつには
体重(体の位置)が移動していない場合です。

これは手の位置とヘッドの位置関係で、ヘッドが手より
先に行っていて、フェイスが左を向いた状態で打っている場合です。

体重が右に乗った状態から、切り替えしで左に移動するのですが
その度合いが少なかったり、移動が間に合わない場合など
また、移動を忘れたり体が止まっている場合に起きます。

右に体が残っていて、トップからその場で回転したりすると
このような芯に当たる引っ掛け球が出易くなります。


さらに、オーバースイングやリリースが早く、ハンドレイト
になっている時にも同じ現象が起きます。
これらは体重移動(体の位置)とハンドファースト度の具合で決まり
意識的にハンドファーストにするだけで治る場合もあります。


次に、トップの体勢のまま回転し、上半身が先に回転して
突っ込むように側傾がなくなる形でのインパクトになると
引っ掛けやすくなります。

これはインパクトの形をしっかりと体に染み込ませ、
トップからその形に体勢を変えて当てる練習をする必要があります。
インパクトでアドレスの再現と言って、その体勢に戻して打つのではなく
左脇の中に右手を押し込むような形で打つことで体が弓状態になります。
これにはしっかりと体重を左に移動し、頭を残す必要があります。

インパクトではこの弓型をしたバネの力を利用して打ちますので
アドレスの体勢に戻して打っている人は、このバネが使えていません。

むしろ、打ち上げ軌道で打つように、左肩が上がり、右肩が下がって
側傾が多少アドレス時よりも増える形が一般的です。
これによってヘッドがフォローで上に上がりますので、引っ掛け難くなります。


次に考えられる原因としては肩の開きが早く、インサイドに引っ張る打ち方
をされている方に多く見られます。
インサイドイン打法では、フォローは目標を12時とした場合、11時方向に
手を引き戻すように引っ張るフォローを取ります。

この動きによってヘッドがカット軌道となり、アウトインになって
しかも、タイミング的にヘッドが早く戻って来た時に引っ掛けるが起きるのです。

いずれにせよ、問題はヘッドの進行方向とフェイスの向きです。
そして、インパクト時における体勢とヘッドが戻るタイミングです。

これらの全てを検証し、原因を特定して修正することが課題ですので
ストロンググリップをスクエアにし、肩の開きをスクエアにし
毎回同じインパクトの体勢に持っていきながら、タイミングを合わせる練習
をすることでほとんど解決するはずです。




0 件のコメント :

コメントを投稿