2016年10月8日土曜日

インパクトで止まる癖をなおしたい


Question

素振りの時に、いわゆるフォローで音を出すことができません。
ラウンドでも、インパクトでスイングが止まるというかゆるむというか、
インパクトからクラブが減速していきます。

フィニッシュまでクラブは持っていってるし、形もきれいと言われますが
フォローでスピードがのりません。フォローが惰性のような感じです。
また、意識してフォローで振ろうとすると、力がはいって手打ちになります。


Answer

インパクトで止まるのは癖ではありません。
基本動作がでいていないだけです。

スイングはただ上げて下ろすだけではありません。
その昔、有名な選手がインタビューで
「どうやってスイングしているんですか?」という質問を受け、
その回答に困って「ただ、上げて下ろすだけですよ!」と言ったそうです。

それが名言となって後世に伝えられているのですが
要するに一言でスイングを説明することができないために
困ってそういっただけの話なのです。

それを勘違いして、感性とかセンスで、何も考えずに上げて下ろすだけ
と指導しているコーチやプロがいるのですが、できている人はそれで良いのですが
何も知らない人に対しては適正な指導とは言えません。

スイングは体をどう使うかです。
テイクバックで多少の筋力を使い、切り替えしでまた多少の力を使います。
そして、切り替えしから腰の間には引き落としという僅かな時間に僅かな力を使い
腰から左足前までは落とし押しという最大の力が入って
そのままリリースと言うターン、体全体を使った回転によって捻り込みの突き刺があり、
そして体の捻り戻しと押し込み、また、被せ押さえつけで4時半の閉めがあって
初めてフォローに入ります。

この一連の動きにはフィニッシュまでどこかしらに力が入っています。
インパクトの瞬間で動きが止まるということは、この動作の途中で止めているだけで
4時半までの動作が行われていないというだけのことです。

落とし押しから4時半まではビジネスゾーンとして一番仕事をする場所です。
その時には体全体の筋肉を使って打ち込みながら運びます。
良くスインガーとヒッターと分けて、貴方はどちらのタイプですか?
みたいな質問をする人がいますが、トンチンカンな質問です。

欧米選手のスイングとしては、当然両方の動作が入っていなければ
300Yも飛ぶ分けがないのです。

フォローで速度が上がらないのは最後の押し込みをやっていない証拠で
ダウンスイングの勢いと惰性でフォローを取ろうとしているだけなのです。
球を飛ばすのですから、ヘッドの勢いは衝撃で止められるのは当然です。
したがって、インパクトの瞬間にどれだけ重量を上げられるかが問題で
当たり負けしないだけのパワーを出す必要があるのです。


押し込みとは落とし押しの時点から、すでにその動きが始まっています。
それは上半身の捻転戻しだけではなく、右脚のツッパリによって
体全体を一体化させたまま、肩や腰の回転も含めてリリースする動作ですので
この押し込みを最大にすると、飛球線方向に体が飛んでいくくらい勢いがつきます。

この時の右脚のツッパリを教えると、ほとんどの人が飛んで行き、バランスを崩して
フィニッシュで静止できないほどパワーがでるのです。

実は、その押し込みは半分程度にしないと、立っていられないほど力が入りますので
インパクトで止まるということはこの動作が全く入っていないということになります。

良くフォローで音を出そうと、上半身の捻り戻しだけで横振りする人を
練習場で見かけるのですが、ほとんどの人が手打ちです。
右足を支点にして右脚と右腕を最大に伸ばしきった押し込みができている人は
ほとんど見たことがありません。

欧米選手や松山選手などは右脚右腕が大きく伸びて、
美しい4時半の閉めができていますが、アマチュアのほとんどは
この最後の動きまで感性とセンスで打てば良いと気にしていないのです。

スイングは物理で習って感性で振る・・
これが原則です。
スイングのメカニズムを実際の動作として理解して
初めて自己診断ができ、毎日の調整ができ、崩れても、忘れても
自分で修正することができるようになるのであって、感性やセンスだけで
覚えた人は診断も修正もできずに迷路に入って転落するタイプなのです。

フォローで音を出そうとして練習するのではなく、基本動作通りに動いて
その結果として音が出るというのが習得の方法です。
スイングのメカニズムを勉強し、頭で理解すればすぐに分かることなのですが
それを省いて感性だけで覚えようとするから、このような結果になるのです。

ゴルフに特効薬はありません。
面倒だからといってメカニズムを飛ばそうと、近道を探している人がいますが
感性とセンスで模索して習得できるような簡単なスポーツではありません。

基礎を習い、基本動作を習い、飛ばしの技術を習って頭でメカニズムを理解してから
今度は体にそれを間違いなく定着させるために反復をし、精度を上げ、
忘れては治し、崩れては治しを繰り返しながら固めていくのが本来の習得方法です。



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