2016年10月25日火曜日

DRの後アイアンが当たらない


Question

ゴルフ打ちっぱなしで、ドライバーの練習した後、
アイアンに戻るとまともに当たらなくなるのですが、
何か良い修正方法はありますでしょうか。

ドライバーに行く前は、まあ、上手くはないですが
まだまともに当たってます。
よろしくお願いします。


Answer

ショートアイアンが当たる時には長い物が当たらない、
長い番手が当たっている時には短い番手が当たらない
という現象があります。

これはほとんどがセットアップ(前傾角度)にその原因があります。
スイングはどの番手でも体に対してはまったく同じ角度で振っています。
違うのは前傾角度で、同じに振って打てるように設計されているのです。

ところが、PWとDRの間に15度の前傾角度の差がないと
どの番手も全て同じに振ることができなくなるのです。


まず、前傾角度がPWで45度だったとします。
これに対して手の軌道角度は地面に対して12度で
背骨とこの軌道角は57度になります。

また、DRの前傾は30度で手の軌道角度は27度になり
背骨と手の軌道角はやはり同じ57度となって
本人は前傾角度こそ違いますが、まったく同じ角度に下ろしています。


要するに、地面に対しては各番手とも
手の軌道角度は違いますが
自分の体に対しては全ての番手で
全く同じ角度で打てるように設計されているのです。


長さの違う番手で、同じ前傾角度で振ったとすると
そのクラブ専用の手の軌道角度を覚えて振らないと芯に当たりません。
たとえば全ての番手を同じ前傾角度で振ったとしたら
13種類の角度の手の軌道で振らなければ当たらない事になるのです。

我流ゴルファーはこれをやっているのです。
これが遠回りする一つの原因です。
曖昧に、そしていい加減なセットアップでいくら練習しても
なかなか定着せず安定しないのです。

練習するたびに前傾角度が違い、球との距離が違い、
手の軌道角度が違うまま練習するので、アイアンが当たっている時には
その打ち方ではDRが当たらず、DRが当たっているセットアップの時には
アイアンが当たらないという現象が起きるのです。

クラブがどう作られているかによってセットアップや打ち方が決まります。
我流ゴルファーはそれを知らずに試行錯誤しているので
この原理を体で探し当てるのに相当な時間を無駄にするのです。

アイアンを全て同じ長さにしている人以外は全て、この前傾角度に
15度の差をつけてセットアップすることが基本です。

好きに振れば良いという指導は成り立たないことがこれでお分かりだと思います。
センスだの感覚で習うからこういうことになるのです。



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