2016年9月28日水曜日

ヘッド遅らせることと振り遅れの違い


Question

ヘッド遅らせることと振り遅れの違い
これらの決定的な違いを教えてください。

僕としては、
(1)フェースがスクエアに戻るタイミングが全然違う。
(2)右手首の甲側への折れ角度が全然違う。
(3)右腰の挙動が全然違う。


Answer

ヘッドを遅らせるというのはレイトヒティングのことと
もう一つは体全体を弓にして、ヘッドが後からムチのように
勢いをつけてしならせて戻って来るための時間差との二つがあります。

振り遅とは手とヘッドのタイミングが合わない場合で
リリースが間に合わずにフェイスが開いたまま当たる現象です。
これはスライスになりますのでタイミングを合わせる必要があります。

次に、レイトヒティングですが、これはヒットするのを遅らせるのではなく
リリースの開始ポイントを遅らせるという意味です。

リリースは開始が早すぎるとヘッドが遠回りして横振りになり
ヘッドが早く落ちてダフったり、振り遅れたりします。

これはリリースの開始時期と速度の関係です。
リリースはできるだけ遅く開始して、できるだけ速く返すことで
HSが上がってプロのようなスイングになるのです。

ところが、ほとんどのアマチュアは開始が早く、リリース速度が遅いので
飛距離がでないのです。

また、時間差ですが、これはあらゆる動作で結果としてできる時間差で
これが目的ではありません。
たとえば、体を弓にする弓効果、体をムチにするムチのしなり効果、そして
エネルギーをためるタメなどの動作を行うと、その効果としてヘッドが後から来るのです。

これはブランコの漕ぐ原理のように最下点で漕ぐのではなく、その寸前で体を沈めます。
このタイミングでゴルフも捻転、反り、圧縮と体を使って力を蓄え
一気にそれを放出することによってパワーが生じるのです。

タメとインパクトの間には時間差があって、ムチの先が後から来るのと同じで
パワーがこもって降りて来るのです。

飛距離を出すスイングはただ単に上げて下ろすのではありません。
いろいろな技を入れて飛距離を伸ばすのです。



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