Question
フェアウェイウッドの練習におけるダフりとトップ、
どちらも起きてしまうのは重心の置き方に問題があるためですか？
Answer
ほとんどの場合、ダフリトップは下の図の軌道だからです。（図１）
この場合はどう見てもダフるかトップするかしかありません。
軌道円はその最下点が両足の真ん中である場合、
ショートアイアンのように球が真ん中であれば打てるのですが、
ＦＷは球を左に置きますので、このような現象になるのです。
ゴルフの正しい軌道は図２の軌道です。
これはダウンブローという打ち方で、軌道円を左に移動し
球を過ぎた目標側で最下点が来るようにする打ち方です。
ショートアイアンでも本来は同じで、球の１０ｃｍほど先が
最下点になるような打ち方をすることでバックスピンが掛かり止るのです。
初心者に多いのは、「いや、私はスピンなど掛けるのは難しいので」
と言ってダウンブローで打たない人がいます。
ところがＦＷのように長い番手になると、球は左に移動していますので
どんどんダフリトップが増えて、何年経って治りません。
当然です。
打ち方が悪いのに、タイミングが合っていないので合わせれば
ちゃんと打てると頑なに信じて何年も無駄な練習をしているのです。
中級者の場合、軌道円を左にして打つには３つ事ができていない場合がほとんどです。
それは体重移動、ハンドファースト、そして左手首の曲げ方です。
体重は右に一旦乗りますが、左に戻してくることで体重を乗せて打ちます。
それが足りないと体が右のままになってしまい、軌道円が左に行かないのです。
また、手をできるだけ左に落としてからリリースをするという
レイトヒティングによって軌道が左に移動します。
リリースポイントが早いとヘッドが早く落ちて軌道円が左に移動しません。
そして、左手の手首が甲側に折れていても、やはりダフります。
これは軌道自体が縦になってしまい、左に移動する以前に着地してしまうからです。
このように、まずは３ヶ所をチェックし、全てができていてもダウンブローに
ならない場合は、スイング自体を見直す必要があります。
初心者の場合には横振りになっていたり、リバースピボットになっていたり、起き上がりや
軸のブレなど、原因はいくらでもあります。
この作業は基本動作を習得する時点でフォームとして習得するべきなのですが
独学で習得されている方のほとんどは、この軌道円の位置ができていません。
プロがどのようなフォームで打っているか、もう一度検証してみる必要があります。
三つの軌道 前方編
手の軌道
https:/
ヘッドの軌道
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肩の軌道
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（図１）
（図２）
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